中国の都市交通事情:王鋭 (WANG Rui) のブログ

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・転載:【タイ】中国と通貨スワップ、高速鉄道でも覚書

2011-12-26 08:52:51 | 5) 中国の高速鉄道
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111226-00000006-nna-int

 中国の習近平・国家副主席が22~24日にタイを公式訪問し、両国は中央銀行間の通貨スワップやタイ国内の高速鉄道建設での協力などで合意した。インラック首相と会談した習副主席は「中タイは良き隣人、良き友人、良き親戚、良きパートナーだ」と述べ、戦略的パートナーシップを強化し、経済、貿易、文化など多方面でタイとの交流を推進していく意欲を示した。

 習副主席はベトナム公式訪問を終えた22日に来タイし、インラック首相と会談。両国は同日、両首脳立ち会いの下で6件の文書に調印した。

 このうち、タイ中央銀行(BOT)と中国人民銀行による通貨スワップ協定は、700億人民元または3,200億バーツの規模。期間は3年で、両国の同意によって延長できる。

 BOTは「両国間でビジネスを手掛ける企業に対し、通貨の選択肢を提供するものだ」と説明。両国が互いの通貨を融通し合う仕組みが確立されることで、現在は米ドルに依存している両国企業間の決済に人民元やバーツを使いやすくし、2国間貿易・投資の促進につなげる狙いがある。

 高速鉄道の建設では、バンコク~チェンマイ線の共同開発に関する覚書に調印。このほか、水資源の総合管理開発、クリーンエネルギーの研究開発などで協力する覚書を交わした。

 インラック首相は、両国間の貿易を今後5年間、年平均20%成長させていくことを提案し、2015年までに2国間貿易額を1,000億米ドル(約7兆8,000億円)に拡大する目標で合意した。

 習副主席は23日、シリントン王女に会見し、プレム枢密院議長、ソムサック下院議長と個別に会談。24日は最大野党・民主党のアピシット党首(前首相)とも会談した。

 習副主席は中国共産党の序列6位で、次期国家主席の最有力候補。中国の国家指導者がタイを訪れるのはインラック政権発足後初めてで、国家副主席の公式訪問は2000年の胡錦濤氏(現国家主席)以来11年ぶりとなる。

中国高速鉄道


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