今から77年の1945年、アメリカなどの連合軍が沖縄本土に上陸し、日本軍は地上戦闘をもって対抗しました。
この沖縄戦では、連合軍と日本軍あわせて20万人以上の犠牲者がでました。
一般人の犠牲者はおよそ10万人といわれています。この数は、実に沖縄県民の4人に1人が亡くなったことになります。
たくさんの命を犠牲にしたこの闘いは、1945年6月23日に終わりを迎えます。
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6月23日は「慰霊の日」として、沖縄であった戦争のことをわすれないために、戦争のない平和な世界を願うために、沖縄全戦没者追悼式を行っています。
今年の慰霊の日でも、沖縄戦の犠牲者の霊を慰め、世界の平和を願う宣言などが読まれました。
今年は、沖縄県内の小学2年生の徳元穂菜(ほのな)さんが「平和の詩」を読み上げられました。
徳元さんは、戦争の絵を見て、怖い気持ちと悲しい気持ちになったので、その反対の平和について考え、平和を大切にすることを伝える詩を書いたそうです。
こわいをしって、へいわがわかった
びじゅつかんへお出かけ
おじいちゃんや
おばあちゃんも
いっしょに
みんなでお出かけ
うれしいな
こわくてかなしい絵だった
たくさんの人がしんでいた
小さな赤ちゃんや、おかあさん
風ぐるまや
チョウチョの絵もあったけど
とてもかなしい絵だった
おかあさんが、
七十七年前のおきなわの絵だと言った
ほんとうにあったことなのだ
たくさんの人たちがしんでいて
ガイコツもあった
わたしとおなじ年の子どもが
かなしそうに見ている
こわいよ
かなしいよ
かわいそうだよ
せんそうのはんたいはなに?
へいわ?
へいわってなに?
きゅうにこわくなって
おかあさんにくっついた
あたたかくてほっとした
これがへいわなのかな
おねえちゃんとけんかした
おかあさんは、二人の話を聞いてくれた
そして仲なおり
これがへいわなのかな
せんそうがこわいから
へいわをつかみたい
ずっとポケットにいれてもっておく
ぜったいおとさないように
なくさないように
わすれないように
こわいをしって、へいわがわかった
掖上小でも、高学年で沖縄戦について学習をしています。
今日は、ニュースや新聞などで沖縄戦についての記事を目にすることが多いと思います。
またご家庭でも一度話題に出してみてください。
※画像はNHKネットニュースを引用しました 岡本