10月31日(水)の2時間目に人権集会をしました。人権集会当日までに子どもたちに自分の大切なものや宝物、自分の大事な気持ちを画用紙に描いてもらいました。当日その画用紙をもって運動場に集まってもらい、掖上小学校版「スイミー」を全校で製作しました。
「スイミー」というお話はちいさな赤い魚の兄弟たちのなかで、1匹だけ真っ黒の魚の「スイミー」大きなマグロがやって来て、兄弟の魚たちを飲み込んでしまいます。逃げられたのはスイミーだけ。けれど、海の中にはくらげやいせえび、いそぎんちゃくなどいろんな生き物がいます。そんな中見つけた、スイミーにそっくりな小さな赤い魚たちに「遊ぼう」って誘っても「大きな魚に食べられるから」と岩陰から出て来ません。スイミーは考えて・・・皆で大きな魚のふりをして泳ごうとみんなを誘います。赤い魚たちの中でスイミーは目になって、みんなで力を合わせ大きな魚を追い出した。というお話です。
そのお話からみんな個性があり一人ひとりが大切な存在であるということやみんながいるからできるんだということを実感してほしいということで、今回の人権集会は一人ひとりの大切なものを一つの大きなもので表現したいと考え取り組みました。
前半は運動場で子どもたちが画用紙をもって上空から撮影し、体育館ではブルーシートの上に作品を並べて作成しました。子どもたちは「友だちの大事なものが知れてよかった」「どんな風になっているのかドキドキした」「一人じゃできないことも138人いるからできた」とうれしいふりかえりをしてくれていました。子どもたちの感想は人権通信「水平」にて後日配布させていただきます。