かろりのつやごと 1〜2巻
漫画、小田ゆうあ
自分に自信のない太っている女性が
恋をして変わり始めるラブコメ。
花鳥風月（かとりふづき）という名前の彼女は
両親を事故で亡くし、大きな家に1人で住み
子どもに英語を教えて生活してます。
食べることが好きで太っているため、
“かろり”というアダ名で呼ばれてます。
そんなカロリさんがみつけた
美味しい定食屋さんと
そこでバイトする青井くん。
屈託なく明るく優しい青井くんに
惹かれていくカロリさん。
しかし青井くんは優しく無邪気は反面
恋愛に関して鈍感というか興味がない様子。
なのでカロリさんのことも
異性として見てないというか
異性という感覚すらない。
そんな青井くんのことが好きな女性は
カロリさんだけではない。
青井くんと同じ大学の成美さん。
彼女は青井くんに色々と
モーションをかけますが、
全く気づかない青井くんにモヤモヤ。
酔った勢いで夜なのにカロリさんの家に
青井さんと成美さんたちで訪問。
夜なのに、おもてなししようと
お菓子を沢山の出してきて、
食べたい物を食べたいだけ食べようとする
カロリさんに
“夜にそんなに食べたら太る”と言う成美。
それに対して青井は
“好きなもん好きなだけ食べて何が悪いんや”
と反論しますが、
成美さんは、
“女子の人生の楽しみは
食べること以外にもあるの！！”
と返します。
その場はお開きになりますが、
カロリは成美の言葉にショックを受けますが、
今更ダイエットしてとか出来るとは思えない。
成美は、青井がカロリさんを
全く異性として見ていないというより
異性として認めてない気がして
複雑な気持ちになりますが、
青井のことが好きな成美は
結局はライバルにならないならいっか
と思うことにした様子。
成美は大学のミスコン候補に選ばれる。
青井が普通に喜び、
“成美って周りから見たら可愛いんだ〜”的な
反応にイラッとして、本気でミスコンを取り
そして告白してやる！と決意。
ミスコン候補の動画を撮るのに
カロリさんの家を提供してもらい
カロリさんの立ち振る舞いの綺麗さと
メイクが上手いことに気づき教えてもらい
2人は仲良くなる。
カロリさんは “自分なんか” が
せめてみっともなくないようにと
最低限のこととして、
立ち居振る舞いやメイクは努力している
ということを知る成美。
“なんか”ばかりなのにはイラッとしつつも
努力は凄いし素敵だと思う成美。
成美はカロリさんに、
ミスコンで優勝したら
青井くんに告白するつもりだと告げる。
（成美もカロリさんの恋心には気づいてない）
誤魔化していた恋心を自覚するカロリさん。
ミスコンでメイクの手伝いをする約束を
すっぱかそうとする。
しかし成美さんはライバルの悪意から
青井くんのドリンクが成美さんの
ドレスにかかり汚れてしまう。
白い服でないといけないというルールで
出番まで時間がなく買いに行く時間もない。
青井くんから
ヘルプの電話を受けたカロリさんは、
家にある白い服を持ってかけつけて、
急いで仕立て直し、成美は無事に舞台に立つ。
成美さんは賞は取るが優勝は逃したため、
告白は見送ることにする。
カロリさんは成美さんは告白したんだろうか
と思いながらウツウツ。
そんな時に青井のことが心配で上京した
青井の母親と会うカロリさん。
忙しいらしい青井の代わり
相手をしたカロリさんは
息子を想う母の気持ちに感動する。
（カロリさんは両親が亡くなってるからね）
次の日、母親のことをウザがる青井くんの
母親を貶す言葉が聞いてられなくて
その場を離れるカロリさん。
追いかけてきた青井くんは
なぜカロリさんが立ち去ったのかは
分かってない様子。
そんな青井くんに、
“きらい”と告げて逃げるカロリさんと
呆然とする青井くん。
というとこで以下次巻。
青井くんは無邪気な小学生低学年男子のような
性格のため、色々と口うるさい母親をウザがり
その愛情に反発して心にもない罵詈雑言を
言ってしまうというのはわからんでもないけど
もう大学生なんだしとも思います。
青井くんの精神年齢は成長するのか？
それに伴ってカロリさんの女子力は上がるのか?
青井くんはカロリさんを異性として
意識するようにかるのか？
ラブコメとしては、
そうなっていくのでしょう。
カロリさんより成美さんを応援したくなる
んですが、どうしよう。
いやでも成美さんには青井くんより良い男と
付き合って欲しい気がするので
これでいいのか。うぅむ。
と続きが気になります。
カロリさんは、太ってて自己肯定感は低いけど
立ち居振る舞いは綺麗だし清潔感あるし
おっとりしてて真面目だし優しいし
“なんか”と言いがちだけど
クサクサした感じは無いし
カロリさんを好きになる人は
普通にいる気がするんだけどな。
成美さんの太い細いは
コントロールできる努力でどうにかなるもの
という考え方も、私も20代前半ぐらいまで
思ってたなぁと。
でも体質ってものがあるし
同じことして同じ結果にはならないし
それが全てではないし
食べれる時に食べてないと後悔するかもだし
たくさん食べれるのは才能だと思ってます。
だから、カロリさんが羨ましい。
