SERVAMPーサーヴァンプー 1〜15巻
漫画、田中ストライク
吸血鬼バトル漫画。
漫画の連載は続いてますが、
どうやらアニメは前にやっていたようです。
続編が出そうな雰囲気はなさそうで残念。
豪華声優陣だったから見たかったなぁ。
表紙は吸血鬼7（8）人兄弟の長兄
怠惰のサーヴァンプこと
“スリーピーアッシュ（沈黙する終焉）”。
主人公の真昼が付けた名前は『クロ』。
表紙の黒猫（？）の状態の時に
拾って名前をつけて首輪をあげたことで
『クロ』の主人（イヴ）になってしまう。
そんな高校生の真昼くんは、
シンプルイズベストの
正義感の強い真っ直ぐでアホな感じの
少年漫画主人公らしい主人公。
ほらもうこれだけで、設定が盛り盛りで大変。
説明したがらない面倒くさがりのクロと、
とりあえず目の前のことに全力で対処する
真昼という凸凹コンビ。
真昼の血を吸うとクロが強くなって、
ピンチを乗り切るという感じで始まる
サーヴァンプたちのバトル漫画。
“怠惰”という文字が出ただけで、
七つの大罪を思い出す方、正解です。
7人のサーヴァンプ（吸血鬼の真祖）が
いるわけで、
それぞれに俗名とイヴが付けた名前があって、
そんでもって当然イヴがいるわけで、
それが出てきては戦ったり仲間になったり
ヒントみたいなのだけ言ってどっか行ったり。
更に真祖が作ったサブクラスっていう
吸血鬼がいて、
C3っていう対抗（？）してる感じの
組織があって、
もう、ワッチャワチャ盛り盛りですよね。
一応、敵というか最終目標は、
憂鬱サーヴァンプ
“フーイブカミング（招かれざる8番目）”
だと名乗る『椿』がやろうとしている
【何か】を止めること。
15巻経っても、椿が何をしたいのか
真の目的は謎のまま、
ただただ椿の攻撃に対応するのが精一杯
というけ負けっぱなしです。
椿も何やら深い悲しみみたいなのを背負ってる
ようですし、
クロも色々とワケアリのようですし、
C3も何かを知ってて何かを企んでるようだし
それぞれのサーヴァンプたちも
それぞれに何かあるようだしと
もう分かってることが何にもない。
ただただ悲しい過去があったのだろうという
匂わせだけで、
とりあえず理不尽な椿からの攻撃を
真昼くんはシンプルイズベストで
自分の目の前の人を守ることだけ考える
ということの繰り返しです。
しかも個性的な面々はボケまくってるのに
ちゃんとしたツッコミは存在せず、
真昼くんは一応ツッコミだけど
天然真っ直ぐ少年なので
何処かズレてる。
そうやってボケまくられて、
肝心な話がウヤムヤになったり
意思疎通やら報・連・相が足りてなくて
グチャグチャになったりの繰り返し。
何処で分かるんだ、早く分かんないかなと
読み続けて15巻です。
だいぶ鮮明になりそうな雰囲気が
出てきたかなと思ったら、
仲間から裏切られてたり、
敵が味方が分かんなかった人は
椿側だったみたいだし、
真昼の憧れのおじさんはC3だったようだし
出てきたかと思ったら死にかけてるし、
クロもチカラを奪われた感じで、
新たに狼男まで出てくるしで、
まだまだカオスなままのようです。
