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猫絵十兵衛 御伽草子 1・2巻 漫画 ネタバレ感想

2022年09月29日 15時36分00秒 | 漫画と本とアニメとドラマとCD
猫絵十兵衛 御伽草子 1・2巻
漫画、永尾まる


鼠除けの猫絵を描く十兵衛と
人の言葉も話せる妖猫のニタが、
いろんな事件に出くわし解決するお話。

出てくる猫は普通の猫やら妖猫だけでなく
絵の猫や木彫りの猫まで様々ながら、
共に過ごした人のために奮闘したり
悪戯したりと様々。

凄い幅が広い。

でもやっぱり、
和尚に助けてもらい共に暮らしてる猫が
和尚を食べて力を増やそうとする妖鼠から
和尚を命懸けで守るお話とか
ウルウルしてしまいます。

ニタが猫王のところへ運ぶように指示して
一命は取り留めたかもしれないが
もう和尚の所へは戻ってこれないというのが
また更にウルウル。

和尚のそれでいいからっていう想いが
本当にもうウルウル。

彫刻を勉強してる娘さんが彫った
月見をしてる猫が、
本当の綺麗な月の夜に彫り物から抜け出して
遊んで戻ってこないのを
十兵衛が月の彫り物に鏡を嵌め込んだら
綺麗な月のような鏡に満足して彫り物に
もどってくる。
なんていう面白い話もある。

猫嫌いの浪人さんのことが
気に入ってしまった子猫ちゃんが、
その浪人さんが猫嫌いになったトラウマを
ニタの力を借りて
夢の中で助けてあげたことで、
浪人さんがその子猫だけは平気になって
一緒に暮らすようになるという
ほのぼの話もある。

ほんとに幅が広い。


連載中で20巻以上出ているようです。
手を出すにはちと多いけど
ちょっと考えます。



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