神客万来 4巻(全6巻)
漫画、ねむようこ
1日1組限定『あちらからのお客さま』の
願いを1つ叶えるツバメ屋ホテルのお話。
“こっち向いてよ向井くん”の作者さん。
今回のお客さま。
“酒呑童子”
美しすぎる顔の鬼。
周りが鬱陶しいから
整形したいとやってくるが、
整形外科医が美しい顔にメスを入れれないと
逃げ出してしまい、
ツバメ屋の女将も勿体ないと説得を試みる。
茨木童子が酒呑童子を追いかけてきて、
一緒にアイドルやってテッペン取ろうと誘い
意気投合した。
“浦島太郎”
乙姫から貰った玉手箱を1人で開けるのが怖いと
やってきた。
内容を知ってても教えるわけにはいかず
重装備で挑もうとツバメ屋の面々。
しかし亀が追いかけてきてて、
乙姫さまが戻ってきてと泣いてることを教えて
浦島太郎は竜宮城へと戻ることにした。
(玉手箱はツバメ屋で保管)
“長靴を履いた猫”
ご主人の結婚式で使うために
空飛ぶ魚を探して欲しいとやって来た。
鯉のぼりのことだと気づいたツバメ屋の面々は
端午の節句のおもてなしをして
鯉のぼりを見せる。
無事に結婚式で使うことができ
ご主人にも喜んでもらえたそうな。
“幽霊のA子”
名前も覚えてない幽霊のA子さんは
びしょ濡れで、乾かして欲しいという依頼。
しかし、どんな乾かし方をしても乾かない。
何か思い残しがあるのではと聞いても
ないという。
A子さんは実家は覚えてたので
地図を描いてもらい聞き込みに行ってみたら
雨どいが壊れて水がお墓を直撃していた。
雨どいを直したらA子さんは乾いて成仏した。
“狐から貰った葉っぱ”
休日で貸す約束をした本に
狐から貰った葉っぱを挟んでて
風に舞って頭の上に乗り狸に変化してしまう。
何やかやあって眠ったら変化が解けた。
“お盆”
お盆はツバメ屋を解放して、
あの世から戻ってくる方たちをお客さまに
寛いで貰うキャンペーン。
みちるは祖母と再会を喜ぶ。
色んなトラブルが起きたり、
色んなサービスを求められたり。
鬼くんがテキパキさばいてくれる。
お客さまの1人が、
鬼くんのツノに気づき騒ぎ出す。
鬼を雇ってるだなんてと騒ぐ人たちと
鬼くんにサービスしてもらったという擁護派と
騒ぎが大きくなってきて、
あるお客さまが鬼くんに物を投げつけ
鬼くんは怪我をして、
居た堪れなくなり逃げだす。
腹が立ったみちるは
鬼くんが良い鬼であることを主張し
鬼が働いてるのが嫌なお客様は
来年は来なければいいと言い放つ。
とりあえず騒ぎは収束し、
鬼くんを追いかける みちる。
慣れてるという鬼くんに
みちるが どれだけ腹が立ったかを
涙ながらに訴えると
鬼くんは みちるを抱きしめて…。
というとこで以下次巻。
お話の芯の部分である
幼い時に みちるが鬼くんの影を踏んで奪い
そのため みちるには鬼の影があり
ツバメ屋にいれる。
しかし鬼くんは影を返してもらわない
大人になれないのだが、
返してもらう方法がわからず
ツバメ屋で働いている。
みちるが影を返したら
ツバメ屋にはいられなくなる。
という部分に随分とスポットが当たった4巻。
鬼くんは酒呑童子に返してもらう方法を聞き
みちるを食べれば影は戻ることがわかる。
みちるは瑞希にツバメ屋に残る方法を聞くが
教えられないという。
女将の旦那は普通の人間なのに何故ツバメ屋に
居られるのか聞いた みちるは、
結婚して能力を分けて貰えば一緒に居られる
ことを知る。
(みちるは結婚の部分を忘れてそうだけど)
鬼くんは瑞希に みちるを食べる宣言。
瑞希がいいよと言うまで待つから
思い残すことないようにしろと言う。
(みちるに惚れてることがバレてる)
瑞希は鬼くんに いいよと言うことはない宣言。
自分が見てない隙に食べようとしないか
気が気でない瑞希はアレコレするが
鬼くんは今はまだ食べないよという。
からの、お盆の みちるの鬼くん擁護に
鬼くんは抱きしめてしまう流れになります。
みちるは、瑞希が自分に能力を分かるのを
嫌がってる→自分と一緒にいたくない と勘違い
している様子だし、
鬼くんもなんやかや言いつつ
みちるのことを積極的に食べたいわけではない
ようだしで、三角関係に発展するのか!?
6巻完結なので、ラストが見えてきました。
どうか、
3人とも幸せなラストになりますように。
というか、もっと長く続いて欲しかったなぁ。