天涯孤独男のつぶやき!

もうこの歳になると怖いモノはない。何でも好き勝手書かせてもらいます。多少辛口になります。ジャンルは世の中のことすべて。

竹中功著「吉本興業史」&吉本取材の思い出

2020-06-22 07:25:57 | 日記


元吉本興業の取締役で広報室長だった竹中功が書いた「吉本興業史」(角川新書)を一気に読む。
100余年の歴史を持つ吉本興業の歴史がコンパクトに纏められている良書だ。
僕は吉本の取材を30年くらいやっていたから、あの時のことやとか、そんなこともあったなと、いろいろ懐かしかった。
去年の宮迫博之、田村亮などの闇営業問題の背景なども書かれていて、興味深く読ませて貰った。
竹中元取締役は5年前に吉本を辞め、作家活動や″謝罪マスター″などを現在している。
謝罪マスターとは謝罪会見などで失敗をして失脚する社長らが多いので、タイムリーな仕事ですな。
そんな竹中元取締役が古巣の吉本の長い歴史を、客観的に、時には主観を交えて書き綴っている。

(東スポ一面に大きく載った僕の撮った写真。前田五郎㊨と竹中功元取締役㊧)

僕の現役時代終盤の2009年に、漫才コンビ「コメディNo.1」のアホの坂田の相方・前田五郎(写真㊨)が、中田カウスに脅迫状を送ったのではないかと、疑われる事件が起きた。
前田は警察に取り調べを受けたりして、関西の芸能記者は大忙しだった。
その時、竹中広報室長(写真㊧)といろいろやりあったのも、楽しい思い出だ。
この写真は警察の取り調べから戻ってきた前田(同㊨)を竹中室長がガードするのを僕が撮ったモノで、東スポ一面に大きく載った。
後日、竹中室長から「前田より僕の方が大きく載っているやんか」と笑いながら嫌みを言われた。
僕もカメラマン並みのいい写真を撮ってたなと、自画自賛しとく。
この騒ぎは結構長引いて、僕は相方のアホの坂田のマンションを直撃したりした。
すると吉本の広報からすぐに電話が掛かってきて「今度やったら出禁ですからね」と太いクギを刺された。
いい思い出だ。
吉本で35年にわたり、裏方の第一線で活躍した竹中元取締役の「吉本興業史」。
なかなかの力作です。
一読、お勧めします。