速報・井上、大苦戦も判定でWBSS制す

思わぬ苦戦だった。

モンスター井上の楽勝と見てたが、ドネアは予想以上に強かった。

というより衰えていなかった。

序盤は攻め込まれた井上が右目の上から出血し、苦難のスタート。

中盤も両者一歩も譲らぬ攻防戦。井上がいいパンチを放つとドネアも返す。

井上は鼻血も出し顔面を赤く染める。

こんなモンスター見るの初めてだ。

危なかったのが9R。ドネアの右ストレートを浴びあわやダウンの危機。何とかクリンチで逃れる。

そして迎えた11R。1分過ぎに井上の左ボディーが炸裂。

さすがのドネアも膝をついてダウン。

最終RのKOを願ったが、ドネアも反撃し判定へ。

3ー0の判定で井上の手が上がった。

やっぱり36歳と歳を取っても5階級制覇チャンピオンは強かった。

これまでで初めての苦戦を強いられた井上。

いい勉強になったと思う。

これを糧にさらに強くなってほしい。

おめでとう！

ドネアにはご苦労様の言葉を送る。
これでバンタムの各団体のチャンピオンや実力者を集めて行われたWBSSは井上尚弥の優勝で終わった。

井上がバンタム級の頂点に立ったのだ。

これからも精進してドネアやパッキャオのように5階級、6階級を制覇してほしい。

もうすぐ世紀の一戦ゴング&僕のお宝チケット

さあいよいよ井上vsドネア戦のゴングが鳴る。

楽しみすぎてなかなか時間が経たない。散歩に出ることにした。

いつもの喫茶店に沈没して、これを書いている。

思えばボクシングファンになって60年。何試合、ビッグマッチを見てきたことか？

ファイティング原田が最初のアイドルだった。

今回のバンタム級を最初に意識したのも、原田vsジョフレ戦ではなかったかな。

この試合については、百田尚樹の『「黄金のバンタム」を破った男』という名著がある。

次のアイドルはキャシアス・クレー。後のモハメド・アリだ。

ホラ吹きクレー言われてた頃からほとんどの試合を見てると思う。

おっと書斎にお宝があった。

1976年にあった猪木vsアリ戦のチケットだ。

誰から貰ったか覚えていない。ウチの会社が主催者陣に入っていたから、その辺から手に入ったのだろう。

猪木が15R寝っ放しで引き分けになり、世紀の凡戦と言われたあの試合だ。

勿論ずっと後に貰ったモノで、試合の時は大スポで速報版に関係していた。

東京から入るファックス原稿は「猪木寝て○R終わる」ばかりやった。

「この試合どないなっとるねん」と思ったのを記憶している。

今日の試合はそんなこと絶対にないぞ。物凄い激闘になると僕は思っている。

元報知のボクシング記者・室先輩からも、さっきからうるさいほどLINEが入る。

先輩も興奮を抑えられないんだな。あんまり入れ込んだら、頭の血管切れまっせ。

俺もか。

早くゴングよ鳴れ！

明日の井上尚弥戦にワクワク&「おっさんずラブ2」もグー

今日は初めてエアコンを入れた。昼から散歩に出るとして、溜まった録画を見ている。

まずはWOWOWの世界ボクシングから。

明日夜、井上尚弥vsドネアのWBSSの決勝がある。フジで生放送だ。

モンスター井上と、7年前に西岡利晃を怯えさせ何もさせずにTKOした元祖怪物ドネアの一戦。

その後、5階級制覇を果たし、パッキャオに次ぐフィリピンの英雄になったドネア。

全盛期のドネアと井上の試合が見たかったが、それは贅沢というもの。

歳を取ったといえど、ドネアの左フックは侮れぬ。

井上よ、スカッとKOして世代交代を果たしてくれ！

WOWOWは土曜の夜に放送するが、お気の毒様。

さて録画はWBC、IBF世界ライトヘビー級統一戦。

ベテルビエフという強打者が15戦15勝15KOで王座を統一した。やっぱ重量級は迫力ある。

カネロが峠を越えたコバレフじゃなく、ベテルビエフに勝ったなら評価するけどね。

次に見たのが「おっさんずラブ～in the sky」(テレ朝　土曜夜11時15分)。

去年、流行語大賞にもなった大ヒットドラマの第２シリーズ。

今回は空の世界に舞台を移し、おっさん達が男同士の純愛物語を展開する。

LGBT問題とか深刻にならず、全くのコメディーなのがグー。

強面の吉田鋼太郎の機長が乙女になるのには笑い転げる。

田中圭をブレークさせた同ドラマ。今回もCA役でいい味を出している。

今回は新たに千葉雄大が加わり、おっさん達と入り乱れて男同士の恋模様を繰り広げる。

来週からも楽しみたい。