現在世間を賑やかせている水道法改正なのですが、この間起こった岩手の水道問題とも、どうやら無関係とも言えない部分がありそうですね。私自身はKRGで懲りているので、水道・ガス・電気など、インフラ事業を民間に丸投げというのは断固反対を貫きたいとは思っていますが、実際に水道が民間へ委託されるとなると、もしかしたらKRGあたりも大きな痛手になるかも知れないとも考えています。というのは、これまで公共事業として扱われてきたものが、民間になると言う事は、それだけ政府も慎重に事を行わなければ自分の身に跳ね返ってきますので、業者選びは元より、水道法に関する規制なども現在より厳しいチェックが課される事になるのは予想されます。審議されている「水道法改正のポイント」は次の項目です。
- 水道事業者に施設の維持・修繕や台帳整備を義務付け。収支の見通しを公表
- 国が水道の基盤強化のために基本方針策定。都道府県、市町村の責務を規定
- 広域連携を進めるため、都道府県が市町村などでつくる協議会を設置可能に
- 自治体が水道事業の認可や施設の所有権を持ったまま、民間企業に運営権を委託できるコンセッション方式の導入
1・2 などはKRGの最も嫌う項目でもあり、これをやるくらいなら水道に関わりたくないと思うでしょうね。
3・4に関してもいい加減なやり方でなく、徹底的にやって貰えるなら逆にKRG等の悪徳業者根絶に力を貸して貰えることにはなります。ただ、安部さんにしても麻生さんにしても、そこまで純白じゃないので、あまり期待が持てないと言うところですか。
いずれにしてもKRGが一部の地域で脅しに使ってきた「水問題」は今回の水道法改正によって、KRGは多少の軌道修正を行う必要が生まれたのは間違いが無いでしょう。コメントに書き込まれましたKurageさんの地域で市会議員などもKRGの件について興味を示して身を乗り出してきたのも、近い将来の水道民営化を睨んでのことなら頷ける部分も有ります。せいぜい悪徳業者のやり口をこの際学んでおいてほしいものです。
民泊についての法改正、水道についての法改正、さあKRGはどのようにこれらの逆風を乗り越えていくのでしょうか。沈没するのでしょうか? 楽しみです。