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整備手帳  尾崎 剛と北海道の四季とオートバイ

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ディグリーのセル不調はこうして治った!バッテリー交換とセル始動

2014年06月26日 | ホンダ XLディグリー
先日、突然セルが回らなくなってしまったXLディグリー。
がっつり充電しても、どうにもならず、セルモーターの分解修理かと思ってましたが、
まずは基本に忠実に、バッテリー交換から始めます。



XLディグリーのバッテリーはシートの下です。
まずはマイナス極から外します。プラス極から外しても大丈夫?かもしれませんがドライバーが他の金属に接触したらショートして関係のない電子部品まで故障させてしまうことがあります。①マイナス取り外し、②プラス取り外し、です。



プラス・マイナス極を外したらバッテリーを持ち上げます。このようにスポッと抜けるはずです。



新旧のバッテリー。左が取り外したバッテリー。なじみのオートバイ屋さんで付けてもらったのですが中国製でした。2年で交換。
右は日本のメーカー「ユアサ」のバッテリー。台湾製です。品質は国産と同等、異なるのはメーカー保障内容です。アマゾンで3500円~5000円。安いもんです。



新旧どちらのバッテリーも「密閉型」と呼ばれるバッテリー、転倒してもバッテリー液が漏れません。オフロードは転倒が前提なので、密閉型がおすすめです。
ふつうのオートバイでも転倒する心配がある方は密閉型が良いと思います。バッテリー液は腐食性が非常に高いので少しでも液漏れを起こすと塗装などを痛めてしまいます。



バッテリー交換のときは必ず一緒に新品の電極ボルト・ナットに交換しましょう!新しいボルト・ナットはバッテリーに付属しています。電装系はキレイな電極が命!



取り付けは取り外しの逆手順で。①プラスを取り付け、②マイナス取り付け。
写真はなぜか逆手順で付けてますがガレージの暑さのせいなんです。手元が狂ったら派手に火花散ります。真似しちゃダメですよ。



プラス極を絶縁養生(付属のゴムカバーで良いです)、バッテリーはしっかり固定します。バッテリーバンドがなければ適当な丈夫なゴムバンドでもロックタイでもいいのです。ここは純正にこだわる必要のない部品です。



ついでにエアクリーナーも掃除しましょう。あらあら、ずいぶん汚れてますね。XLもXLディグリーも左のサイドカバーを外したらエアクリーナーとヒューズボックスがあります。



空気圧で内側からプシュー!
これだけでかなりきれいになりますよ。そうそう交換する部品ではありません。マメに掃除してやることでエンジンの反応はとても良くなり燃費も向上、お財布に優しくなるのです。お金をかけることだけが整備じゃないのです。



おっと、大口叩いてしまったので(汗)、チェーンに油を差しておきましょう。
なになに?ホイールが汚いって? スプロケットとチェーンが綺麗ならばいいのです!(きっぱり)



おそるおそるセルを回してみます。キュルキュルキュル!
「一発始動!」
あの原因不明のセル不調は・・・、やっぱりただのバッテリー弱体化だったんですねえ。単純だったなあ。



カゴをとりつけてタイダウンベルトでカリッカリッとしっかり固定。
お仕事仕様です。スイカだって積めますよ。



出来上がり。
早まってセルモーター分解しなくて良かった~。大抵のトラブルは大袈裟に考えずに、単純なところから攻めていけば割と簡単に解決する。良い例でありました。

お粗末さまでした。

お仕事用XLディグリー、明日から前線に復帰します!



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