ビンテージ・ドラムとおやじバンド

ビンテージ・ドラム(1946~1978)コレクションの紹介。

Covering - カバーリング

2007-12-24 18:41:56 | ビンテージ・ドラム
カバーリングについて、少し述べたいと思います。ラディックに於けるウッドシェルの場合、ウッド(メイプル、ポプラ、マホガニー素材)の上にセルロイド(スパークルも含む)のカバーを接着します、ジョイント(継ぎ目)部分は『巻き込み』と云う工法で、片側を斜めに削り、もう一方も斜めに削って、その間にセルロイドの端を挟み込み、シェルとセルロイドを同時に接着します。したがってフープを外し、シェルを上から見れば断面ではっきりセルロイドの『巻き込み』が確認できます(写真参照)。シェルが傷ついたり、剥がれたり、浮いたりして修理が必要な場合、リペア『リカバーリング』し張り替える工法がとられ、セルロイドのみ張り替えを行います、その場合、表面だけの「張り合わせ」ですのでジョイント部分と断面を見れば一目瞭然でわかります。ビンテージ・ラディックの場合、リカバーなら、シェルのジョイント部分にカットされたオリジナルカバーリングが残っていますから判断が容易であると伴に『オリジナル・カバー』か『リカバー』かで、そのドラムの価値が大きく左右されるのは、ビンテージに於いて当然のことでしょう。

Los Angeles へ ビンテージの旅

2007-12-12 00:19:12 | ビンテージ・ドラム
ビンテージドラムを求めてロサンジェルスへ来ました、8月末の暑い時期でしたがフリーウェイを走り、ドラムショップを私の友人と一緒に買い付けに回りました。ギターセンター、プロフェッショナル・ドラムショップ、ロビンズドラムワークス、サムアッシュ、その他アメリカには沢山の大きな楽器店があります。ドラムだけではなく60年代のビンテージギターも数多く列んでいました。やはりビンテージドラムの素晴らしさは古き良きアメリカの匂いがします、そして60年代、70年代のアメリカの空気が中にいっぱい詰まっているのです。

-ドラム・パラダイスにて

66’Ludwig Jazz Festival Silver-Sparkle

2007-12-03 14:43:37 | ビンテージ・ドラム
60年代から今日にかけて Ludwig のスネアの中で一番人気が有るのがジャズフェスティバルでしょう、いや全てのスネアの中で!と言っても過言ではないと思います。5x14 8 Tension シェルはマホガニー/ポプラ/メイプルの 3ply で Ludwig らしい暖かさと Jazz には欠かせないキレがあります。ブラックオイスターのジャズフェスティバルは、ビートルズのリンゴスターが使って大変な人気になりました。このシルバースパークルのスネアはビートルズと同じ様に、ダウンビートのキットとセットになっています。