俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

●色彩俳句374・薄墨色1・伊丹さち子1・2018-4-11(水)

2018-04-11 04:56:00 | 色彩俳句

●色彩俳句374・薄墨色1・伊丹さち子1・2018-4-11(水)
○「薄墨櫻浮びて幽し山の姥」(伊丹さち子1)
季語(薄墨櫻・晩春)(「俳句201705」より引用)【→色彩俳句-索引1索引2索引3索引4 →俳人一覧(うえかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:薄墨桜は、岐阜県本巣市淡墨公園にあるエドヒガンザクラの古木。友人がちょうど今頃見学に行っているとの情報が。樹齢1500年を越える巨木が何本ものあて木をしながらも咲き誇る姿は、杖をつくやまんばの幽玄な立姿のよう。(※文献によると「→薄墨色#a3a3a2」は薄墨桜の散り際の花の色。)

 

伊丹さち子(いたみさちこ)
○好きな一句「黒椿南蛮屏風とよもせり」(『群青』1990)2
季語(黒椿・三春)(引用同上)※響もす【どよもす・とよもす】:音や声を響かせる。どよめかせる。

【Profile】:1945年千葉県出身。1973年「馬酔木」入会。→水原秋櫻子・→水原春郎、→德田千鶴子に師事。1988年風雪集、1994年当月集同人。第1回蘆雁賞受賞。


コメント    この記事についてブログを書く
« ●五体俳句374・くちびる4・草... | トップ | ●方法俳句374・数詞効果23・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

色彩俳句」カテゴリの最新記事