●方法俳句021・負の発見01・青柳志解樹
○「冬薔薇に開かぬ力ありしなり」(青柳志解樹01)
○季語(冬薔薇・冬)
【鑑賞】:蕾のなかに「開きたくない」力があります。このままただ咲きたくない、とでも言いたげに。プラスだけではなく、マイナスもときには美しいものです。「負の発見」という方法です。
○青柳志解樹(おあやぎしげき)(1929~2021)
○好きな一句「泉飲む死火山麓にひざまづき」02
○季語(泉・夏)
【Profile】:長野県南佐久郡八千穂村生まれ。造園業にたずさわり植物研究に造詣が深い。「鹿火屋」(原コウ子主宰)同人を経て1979年、東京で「山暦」を創刊主宰。第8句集『松は松』で第32回俳人協会賞受賞。「植物文化の会」主宰。
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