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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■方法俳句659「ゆく夏を帽子の箱にしまいけり」(『ひとつ先まで』2010)(水上博子)

2024-08-01 04:56:00 | 方法俳句

○方法俳句659・語句すり替え13・水上博子01・2024-08-01(木)
○「ゆく夏を帽子の箱にしまいけり」(『ひとつ先まで』2010)(水上博子01)
○季語(ゆく夏・晩夏)(「名句集100冊から学ぶ俳句発想法(→ひらのこぼ)(草思社)」より引用)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4引5【→俳人一覧(いいいたくけこせそにぬねのはひめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:実際には何をしまったのか。夏帽子を箱にしまったのである。作者にとってその夏帽子は逝く夏の記憶そのものであるのだ。


水上博子(みずかみひろこ)
○好きな一句「夏帽子ひとつ先まで乗ってみる」(『ひとつ先まで』2010)02
○季語(・三夏)(引用同上)

【Profile】:1944年生まれ。「船団の会(1985~2020)」(→坪内稔典代表)会員。

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