●五体俳句0253・眼球01・中谷寛章01・2015-11-18(水)
○「冬眠すわれら千の眼球売り払い」(中谷寛章01)
○季語(冬眠) 「とうみんすわれらせんのめうりはらい」(→「京大俳句会」より引用)
○「冬眠すわれら千の眼球売り払い」(中谷寛章01)
○季語(冬眠) 「とうみんすわれらせんのめうりはらい」(→「京大俳句会」より引用)
【鑑賞】:掲句では「眼球(め)」と読むのかもしれませんが、初登場の「がんきゅう」であります。すでに猿の尾をも捨て去り、さらには昆虫の複眼すら売り払って冬の眠りにつきます。【→五体俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
●中谷寛章(なかたにひろあき)(1942~1973)
○好きな一句「不意に醒めかなしきまでの遠花火」02
○季語(遠花火・初秋) 「ふいにさめかなしきまでのとおはなび」(引用同上)
【Profile】:1962年京都大学経済学部入学、京都大学新聞社入社、1964年第2期「京大俳句会」結成と同時に入会、1965年詩誌「蝕」創刊、1967年俳句誌「渦」(→赤尾兜子主宰)入会、1969年渦賞準賞受賞、1974年京大俳句28号、渦82号中谷寛章追悼号発行。享年31歳。(引用同上)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます