●五体俳句0264・掌09・黒田櫻の園01・2016-02-02(火)
○「寒燈の一隅を占め塑像の掌」(黒田櫻の園01)
○季語(寒燈・冬) 「かんとうのいちぐうをしめそぞうのて」(→「増殖する俳句歳時記」より引用)【→五体俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:普通の彫刻の塑像というよりは、これは仏像の「てのひら」ではないでしょうか。薄暗い寒燈に照らされた掌です。
●黒田櫻の園(くろださくらのその)(1903~1998)
○好きな一句「角巻に海の昏さを羽交ひじめ」02
○季語(角巻・冬) 「かくまきにうみのくらさをはがひじめ」(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)
【Profile】:石川県金沢市出身。歯科医経営。→沢木欣一らと「風」を創刊。→水原秋櫻子に師事。「馬酔木」同人。→加藤楸邨の「寒雷」に参加。
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