●五感俳句0223・嗅覚044・恩田侑布子01・2015-04-21(火)
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○「田づらまでみづうみ匂ふ夕霞」(『イワンの馬鹿の恋』2000)(恩田侑布子01)
季語(夕霞・春) 「たづらまでみづうみにおふゆうがすみ」
【鑑賞】:湖から田んぼまではやや間隔がありますが、その田面まで湖の藻草の匂いが及んできます。ふと湖面の方には夕霞がたちこめています。
○恩田侑布子(おんだゆうこ)
○好きな一句「来し方のすでに迷宮花筏」(『空塵秘抄』2008)02
季語(花筏・春) 「こしかたのすでにめいきゅうはないかだ」
【Profile】:静岡市出身、在住。早稲田大学卒。高校時代に句作をはじめ18歳で→飯田龍太選「毎日俳壇」の特選などを重ねるも中断。1992年より再開。「豈」同人。第23回ドヴゴ文学賞受賞。2014年パリ日本文化会館で俳句講演。同客員教授。
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