俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■特集俳句569「んの字に膝抱く秋の女かな」(『んの字』2000)(小沢信男)

2022-02-11 04:56:00 | 特集俳句

○特集俳句569・いろは俳句5-8(ん)・小沢信男01・2022-02-11(金)
○「んの字に膝抱く秋の女かな」(『んの字』2000)(小沢信男01)
○季語(秋・三秋)(「『増殖する俳句歳時記』(ナナ・コーポレイト・コミュニケーション)より引用)【→特集俳句-索引1索引2検索3検索4検索5【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:方法としては「形象文字」の句。ひらがなの文字の形に喩えた句は「→炬燵猫のの字となりて眠りけり」(→降旗牛朗)に次いで2句目。この「ん」は体育座りの形だろうか。しかし句の雰囲気はグランド内のことではなさそうだ。手持ちのDBに「ん」で始まる句はこの1句のみ。当季ではない季語の句になってしまった<(_ _)>。

小沢信男(おざわのぶお)
○好きな一句「バレンタインデー樋口一葉は知らざりき」02
○季語(バレンタインデー・初春)(引用同上)

【Profile】:1927年東京都港区新橋出身。大学在学中に「新日本文学」に参加。「江古田文学」に掲載された「新東京感傷散歩」が花田清輝に認められる。小説・詩・戯曲・評論・俳句・ルポルタージュなど多岐にわたる執筆活動を展開し著書多数。2000年に『裸の大将一代記―山下清の見た夢』で桑原武夫学芸賞受賞。

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