俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■五感俳句569「ぎやうさんの蝶にたかられ重し重し」(『機嫌のいい犬』2010)(川上弘美)

2022-02-06 04:56:00 | 五感俳句

○五感俳句569・質感75重36・川上弘美01・2022-02-06(月)
○「ぎやうさんの蝶にたかられ重し重し」(『機嫌のいい犬』2010)(川上弘美01)
○季語(蝶・三春)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:蝶がどれほど積み重なってもたいそうな質感はなさそうであるが、作者にはこの春の質量が重くて重くて仕方がない。「仰山」という言葉は関西弁に限ったものではないのだとか。

川上弘美(かわかみひろみ)
○好きな一句「春の夜人体模型歩きさう」(『機嫌のいい犬』2010)02
○季語(春の夜・三春)

【Profile】:1958年東京都出身。1994年短編「神様」で第1回パスカル短篇文学新人賞、1996年「蛇を踏む」で芥川賞、「センセイの鞄」で→谷崎潤一郎賞、「真鶴」で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。俳句は→小澤實主宰の「」に投句、→長嶋有らと句誌『恒信風』で句作。

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