俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■方法俳句569「螺子としてひとの命よ国の春」(赤野四羽)

2022-02-10 04:56:00 | 方法俳句

○方法俳句569・直喩125として4・赤野四羽01・2022-02-10(金)
○「螺子としてひとの命よ国の春」(赤野四羽01)
○季語(春・三春)(「→週刊俳句 Haiku Weekly」より引用)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:国家への滅私奉公の直喩としては「歯車」あたりが常套の語句として浮かぶが掲句では「螺子(ねじ)・捻子・捩子」。「歯車」は当て嵌められた役割といったところだが、「螺子」は定まった位置での役割といった印象である。

赤野四羽(あかのよつば)
○好きな一句「牡蛎剥いて遠い砂漠の民と泣く」02
○季語(牡蛎・三冬)(引用同上)

【Profile】:1977年高知県高知市出身。三重県在住。2011年東日本大震災・福島第一原発事故に衝撃を受け句作を始める。2016年第三回→攝津幸彦賞佳作。「命を運ぶ」により第34回現代俳句新人賞受賞。

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