俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○色彩俳句482・金色10・村上杏史01・2020-06-10(水)
○「金色の仏の世界梅雨の燈も」(『木守』1985)(村上杏史01)
○季語(梅雨・仲夏)(「→俳句の里 松山」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:今日は雑節の「入梅」。梅雨に濡れて宝物殿の灯も金色に滲んでいます。「こんじき」か「きんいろ」かは次の名詞に左右されるのでしょうか。掲句は「こんじきの仏」でしっくりきます。
○村上杏史(むらかみきょうし)(1907~1988)
○好きな一句「秋草に遍路の乾せるものあはれ」02
○季語(秋草・三秋)(「二十世紀名句手帖⑦海と山のラビリンス」より引用)
【Profile】:愛媛県松山市出身。朝鮮の木浦で新聞記者として働きながら俳句に関心を持つ。1933年→高浜虚子と出会う。1934年木浦で俳誌「かりたご」主宰。1954年「ホトトギス」同人。1961年「柿」主宰。1984年松山市民表彰、文化功労賞受賞。