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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

○色彩俳句483「濕原の蛇褐色になみうち過ぐ」(『軍鶏』1964)(高須茂)

2020-06-17 04:56:00 | 色彩俳句

色彩俳句483・褐色2・高須茂01・2020-06-17(水)
濕原の蛇褐色になみうち過ぐ」(『軍鶏』1964)(高須茂01)
○季語(蛇・三夏)(→「風胡山房」より引用)【→色彩俳句-索引1索引2索引3索引4 →俳人一覧(うえかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:青々と水を帯びた夏の湿原。褐色の蛇がうねうねと過ぎていく。上空には白雲がたなびいているのかも知れない。


高須茂(たかすしげる)(1908~1979)
○好きな一句「人死にし山月明の雪けむり」02
○季語(月明・三秋)(「二十世紀名句手帖①愛と死の夜想曲」より引用)

【Profile】:東京都出身。20才頃から本格的に登山を始め、「山小屋」「山」など山関係の雑誌の編集に携わり1949年以来「岳人」編集同人として活躍。登山関係の著書多数。若い時から→佐藤春夫に師事し俳句、随筆に長け、江戸時代の故事習俗の考証家。

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