俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句424・比喩(直喩)=ごとく41・小津夜景1・2019-03-28(木)
○「借り証文舞ふごとくなり牡丹雪」(小津夜景1)
○季語(牡丹雪・三春)(「俳句四季201804」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:牡丹雪は、大きめな雪片で降る春の雪。白牡丹のやわらかい花びらが散るように。その様は、まるで借用証文が降るようである。
●小津夜景(おづやけい)
○好きな一句「あたたかなたぶららさなり雨のふる」(『フラワーズ・カンフー』2016)2
○季語(あたたか・三春)(→「ふらんす堂」より引用)※タブラ‐ラサ(〈ラテン〉tabula rasa) 《何も書かれていない書板の意》ロックの認識論での用語。 生まれながらの人間の心には白紙のように生得観念はないという主張のたとえ。
【Profile】:1973年北海道出身。無所属。ネット上で俳句と評論を発表し、句誌「豈」に掲載された「出アバラヤ記」で攝津幸彦記念賞準賞受賞。『フラワーズ・カンフー』で第8回→田中裕明賞受賞。南フランス在住。