俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句0232・オノマトペ029・松藤夏山01・2015-06-25(木)
【→方法俳句-索引01・方法俳句-索引02 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
○「蛆虫のちむまちむまと急ぐかな」(『夏山句集』1937)(松藤夏山01)
季語(蛆虫・夏) 「うじむしのちむまちむまといそぐかな」(「俳句の虫・魚介・動物(創元社)」より引用)
【鑑賞】:「蛆虫」も季語であり、作品に詠まれるのはまさしく「俳句の度量」の深さであります。「ちむまちむま」と何を急いでいるのでしょうか。
○松藤夏山(まつふじかざん)(1890~1936)
○好きな一句「封切れば溢れんとするかるたかな」(『夏山句集』1937)02
季語(かるた・新年) 「ふうきればあふれんとするかるたかな」
【Profile】:ホトトギス同人。→高浜虚子編『新歳時記』(三省堂)の編集にあたった。