俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句0229・抽象の物質化07・藤田直子01・2015-06-04(木)
【→方法俳句-索引01・方法俳句-索引02 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
○「ほうたるや闇が手首を摑みたり」(『極楽鳥花』1997)(藤田直子01)
季語(ほうたる・夏) 「ほうたるややみがてくびをつかみたり」
【鑑賞】:こんなに濃い闇を知りません。闇はついに物質化して手首を摑んで来ました。その手首の横を螢の灯がすり抜けていきます。
○藤田直子(ふじたなおこ)
○好きな一句「招かれてこの世にをりぬ花筵」02
季語(花筵・春) 「まねかれてこのよにをりぬはなむしろ」(「俳句201502」より引用)
【Profile】:1950年、東京都三鷹市出身。立教大学英米文学科卒業。1982年、→鍵和田秞子に師事。「未来図」同人。未来図新人賞、未来図賞受賞。2009年「秋麗」創刊主宰。