俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句0231・短(時間)02・高岡智照01・2015-06-14(日)
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○「短夜の夢うばふものほととぎす」(高岡智照01)
季語(短夜・夏) 「みじかよのゆめうばふものほととぎす」(「智照の俳句を集めてみました。」より引用http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2734705&id=24396742)
【鑑賞】:夜も鳴くことがあるホトトギス。そのけたたましい鳴き声でせっかくの夢がこわされてしまう、という句意以上に奥行きを感じてしまう句です。
○高岡智照(たかおかちしょう)(1896~1994)
○好きな一句「祇王寺と書けばなまめく牡丹雪」(『祇王寺日記』1973)02
季語(牡丹雪・春) 「ぎおうじとかけばなまめくぼたんゆき」(「ときがめ書房」より引用http://blog.livedoor.jp/lean_0406/archives/2043354.html)
【Profile】:奈良県出身。新橋の人気芸妓から、のち京都祇王寺で尼僧となる。情夫への義理立てに小指をつめたことで有名。瀬戸内寂聴の小説『女徳』のモデルでもある。俳句は→高浜虚子の門下。