俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句0230・傾斜(空間)05・野呂春眠01・2015-06-07(日)
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○「松の根に蟹かたむいてゐたりけり」(野呂春眠01)
季語(蟹・夏) 「まつのねにかにかたむいてゐたりけり」(「Private Library for World Kigo Database」より引用https://groups.yahoo.com/neo/groups/worldkigolibrary/conversations/topics/111)
【鑑賞】:松の根元の赤い蟹。木に攀じ登ろうとしているのでしょうか。この赤い蟹の傾きはまるで書画の下方に押される落款のようにわざとらしく傾いています。
○野呂春眠(のろしゅんみん)(1903~1992)
○好きな一句「石に彫る佛とびちる葛の花」02
季語(葛の花・秋) 「いしにほるほとけとびちるくずのはな」(「575筆まか勢」より引用http://fudemaka57.exblog.jp/23206905/)
【Profile】:静岡県出身。沼津城北高校校長。「海廊」創刊主宰。静岡県俳壇の興隆を築いた。