俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句080・通過(空間)04・宗田安正・2012-06-03
○「竹林を揚羽はこともなく抜ける」(宗田安正01)
季語(揚羽・夏)
人間はといえば、竹林を抜けるのはむずかしいでしょう。しかし、揚羽蝶はその身の軽さで風のように竹林を抜けることができるのです。蝶のとりとめのない軌道が功を奏しています。
○宗田安正(そうだやすまさ)
代表句「一里先より提げて来し曼珠沙華」02
季語(曼珠沙華・秋)
1930年、東京浅草生まれ。1950年結核療養所から→山口誓子の「天狼」に投句。→加藤かけいの「環礁」同人となるも大学入学とともに句作を断念。1983年、→寺山修司らと俳句同人誌「雷帝」創刊計画のため句作再開。