ハリウッドの名匠で、黒澤明とも仲が良かったといわれる映画監督シドニー・ルメット。このひとの著書で、『メイキング・ムービー』という本があるのですが、この本は、映画監督が映画製作について率直に語ったものとしては、ことによると、ヒッチコック＆トリュフォーの『映画術』より重要かもしれません。というのも、ヒッチコックにすら漂う自慢話の要素が、この本には全くないからです。そして、衣裳の重要性について語った章の名前がこの記事のタイトル！
Does Faye Dunaway Really Have the Skirt Taken in in Sixteen Different Places?
の後に続くのは、ルメットによる下記の弁明！
The answer is yes.She does.And she's right.
このあと、衣裳が俳優にとって、映画にとっていかに大事か、そして、映画にとっての衣裳とは、必ずしもリアリズムを追及する必要がない者であることが、自作の『オリエント急行殺人事件』を題材にして語られていきます。
ということで、この本、素晴らしいのですが、邦訳が絶版。古本で入手していただくしかありません。ただ、原著がアマゾンで電子書籍で手に入ります。なんだか、アマゾンの手先みたいですが、興味のある方はどうぞ。映画用語の勉強にもなりますよ。
ちなみに、わたしの好きなルメット作品は、月並みながら『セルピコ』『狼たちの午後』『ネットワーク』そして、『旅立ちの時』も悪くないんですが、遺作の『その土曜日、７時５８分』。
なお、この本の存在を教えてくれたのは、政治学者藤原帰一さん（たいへんな映画狂でいらっしゃる）の『これは映画だ！』です。
Does Faye Dunaway Really Have the Skirt Taken in in Sixteen Different Places?
の後に続くのは、ルメットによる下記の弁明！
The answer is yes.She does.And she's right.
このあと、衣裳が俳優にとって、映画にとっていかに大事か、そして、映画にとっての衣裳とは、必ずしもリアリズムを追及する必要がない者であることが、自作の『オリエント急行殺人事件』を題材にして語られていきます。
ということで、この本、素晴らしいのですが、邦訳が絶版。古本で入手していただくしかありません。ただ、原著がアマゾンで電子書籍で手に入ります。なんだか、アマゾンの手先みたいですが、興味のある方はどうぞ。映画用語の勉強にもなりますよ。
ちなみに、わたしの好きなルメット作品は、月並みながら『セルピコ』『狼たちの午後』『ネットワーク』そして、『旅立ちの時』も悪くないんですが、遺作の『その土曜日、７時５８分』。
なお、この本の存在を教えてくれたのは、政治学者藤原帰一さん（たいへんな映画狂でいらっしゃる）の『これは映画だ！』です。
 | Making Movies |
| クリエーター情報なし | |
| Vintage |
 | メイキング・ムービー |
| クリエーター情報なし | |
| キネマ旬報社 |
 | 定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー |
| クリエーター情報なし | |
| 晶文社 |
 | セルピコ [DVD] |
| クリエーター情報なし | |
| ジェネオン・ユニバーサル |
 | 狼たちの午後 [Blu-ray] |
| クリエーター情報なし | |
| ワーナー・ホーム・ビデオ |
 | ネットワーク [DVD] |
| クリエーター情報なし | |
| 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン |
 | 旅立ちの時 [DVD] |
| クリエーター情報なし | |
| ワーナー・ホーム・ビデオ |
 | その土曜日、7時58分 [Blu-ray] |
| クリエーター情報なし | |
| ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
 | これは映画だ！ |
| クリエーター情報なし | |
| 朝日新聞出版 |
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