切られお富!

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『巨星ジークフェルド』と『ジークフェルド・フォリーズ』

2022-10-24 23:59:59 | アメリカの夜(映画日記)
NHKの『映像の世紀バタフライエフェクト』の世界恐慌の回で、世界恐慌で破産した人としてブロードウェイなどの興行師フローレンツ・ジーグフェルド・ジュニアのことが取り上げられていたけど、彼の伝記映画と彼のレビューのオマージュ映画を取り上げます。

『巨星ジークフェルド』は伝記映画で3時間くらいあるのですが、まあ、昔のハリウッドの伝記映画って感じ。でも、レビューを再現した巨大セットや、女優陣が悪くないです。特に、過大評価されていると言われてきたアカデミー主演女優ルイーゼ・ライナー(最初の夫人役)の芝居は情感がこもっていて悪くないんですよね。

The Great Ziegfeld Official Trailer #1 - Reginald Owen Movie (1936) HD


『ジークフェルド・フォリーズ』はレビュー映画で全体を貫くストーリーはないですが、カラー映画として、1級品。カラー映画としては『パジャマゲーム』あたりと並ぶ美しさかな。特に、フレッド・アステアが最初に出てくるところが華麗でよいですよ。

Ziegfeld Follies (1946)


[参考]
Trailer | The Pajama Game | Warner Archive


NHKの番組では、いっしょに作家スコット・フィッツジェラルドのことも取り上げられていたけど、今でいうバブルを謳歌したジークフェルドやフィッツジェラルドみたいな人の時代背景を知ることができて、よい番組でしたよね。

ま、興味のある方はどうぞ。






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