2月とは思えないほどの温かい陽気が続いていて気分はすっかり春です。と言ってもおいしい冬野菜の季節はまだまだ続き、今頃のブロッコリーやほうれんそう、小松菜は軸の部分にぐっと甘みが出ます。そして今頃がおいしい野菜、少しマイナーですが芽キャベツ。スーパーなどではよく目を凝らして探さないとなかなか見つけられない場所にあったりします。芽キャベツはキャベツの若芽ではなく茎にそってびっしり生えるわき芽です。ほのかな苦味があり煮込料理に入っていることが多いようです。
今日は芽キャベツの食べ方の提案です。芽キャベツをレンジで加熱後、グリルで焼いてぐっと甘さを引き出し、サラダに使ってみました。お皿の中野緑のボールがかわいらしく、食欲をそそります。ぐっと詰まった新芽の食感が、他の素材とマッチして面白い仕上がりになりました。
≪焼き芽キャベツとアボガドのサラダ≫
≪作り方≫
①芽キャベツは軸に半分くらいまで十文字に切り目をいれ、耐熱容器で水大さじ1(分量外)を加えラップをし、1分30秒レンジ加熱後、グリルで2分程焼き上下を返しながら焦げ目をつける。アボガドは種を取り、皮をむいて2㎝角に切リ、レモンのしぼり汁をかける。
②鶏ササミは筋を取り、aを合わせてまぶし、油を熱したフライパンで焼いて一口大にちぎる。
③ボウルにbを合わせてソースを作り、①、②を合わせてざっと和える。
≪材料≫(2人分)
・芽キャベツ 6個 b
・ マヨネーズ 大さじ2
・アボガド 1個 ・白ワイン 小さじ1
・レモンのしぼり汁 小さじ1/2 ・薄口しょうゆ 小さじ1/2
・練りわさび 小さじ1/2
・鶏ササミ 2本 ・コンソメ顆粒 小さじ1/2 .
a ・お湯 小さじ1
・にんにくのすりおろし 大さじ1/2
・薄口しょうゆ 大さじ1
≪芽キャベツとかぶの焼きサラダ黒ごまドレッシング≫
こちらは焼いたかぶ、クレソンと一緒にピリカラの黒ごまドレッシングで和えました。焼いたかぶの甘さと黒ごまの香りが新鮮な味わい。日本酒やワインにもよく合います。
芽キャベツのビタミンCはキャベツの3倍、レモンの1.5倍です。ビタミンBやカロティン、植物繊維、カリウム、鉄などのミネラル分も豊富なバランスの良い緑黄色野菜です。季節の変わり目、風邪予防、疲労回復、食欲不振など効能がありそうです。焼いてますますおいしい芽キャベツのサラダぜひ作ってみてください。