八島ビジターセンター

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色鳥々

2007年06月19日 | Weblog
最近、草花の話ばかりしているような気がするので、今日は湿原の鳥についてお話しましょう。といっても僕は鳥の専門家ではありませんし、お客さんに教えてもらいながら少しずつ鳥の名前を覚えているところです。それでも、日々湿原を歩いていればいろいろな鳥に出会う機会があります。

鳥たちを見ていて面白いなと思ったのは、その環境によって聞こえてくる鳥の鳴き声がガラッと変わってくることです。当たり前といえば当たり前ですが、まるできちんと整理された図鑑のように見事に変わります。草原から林の中に入ると都会のにぎやかな大通りからちょっと静かな路地に入ったときのようです。なんとなく草原の方がにぎやかで早口、複雑に鳴く鳥が多いような気がします。

図鑑を見ていたら、ミズナラの林でよく見かけるカケスには「ミズナラなどのどんぐりを好んで食べる」とありました。草原でにぎやかに鳴いているヒバリは「地面に浅い穴を掘って巣を作る」とあります。なるほど…、彼らがそこにいるのには理由があるわけです。

そんなこと…。鳥たちにも住む場所、餌をとる場所などの好みがあるということ。
湿原をゆっくり歩くと、鳥たちの世界を体で感じることが出来ます。

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