八島ビジターセンター

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戦略

2007年06月17日 | Weblog
関東甲信地方は梅雨に入りましたが、今日の霧ヶ峰は快晴。遠くに富士山も見えました。

強い日差しの中、空気中を柳の種子が綿毛となって浮遊しています。朝夕など日が傾いた時間に見るととてもきれいです。この綿毛のこと、それが飛び散るさまを漢語的な表現で「柳絮(リュウジョ)」といい春の風物詩の一つとなっています。

柳絮は本当にそこら中を飛んでいてビジターセンターの建物の中にもたくさん入り込んできました。植物はうまく子孫を残すために様々な形・方法で種子を作りますが、一般的に小さいものは大量生産、大きなものは少数精鋭での勝負となります。柳は前者の大量生産型。出来るだけ多くの種子をいろいろな場所に撒き散らすことで、適した環境で発芽する可能性を高めます。センターの中を飛びかう綿毛を見ているとそんな柳の戦略が見えてくるようでした。

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