八島ビジターセンター

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異国の名をもらったアオガエル

2007年06月02日 | Weblog
江戸時代、日本に来ていたシーボルトは日本で収集した動植物を研究のためオランダに持ち帰りましたが、その中に当時の田んぼにあたりまえのようにいたアオガエルの一種も含まれていました。そのカエルを研究したオランダの自然史博物館館長がヘルマン・シュレーゲルといいまして、以来そのカエルはシュレーゲルアオガエルと呼ばれるようになったそうです。
 
現在、里ではあまり見られなくなってしまったシュレーゲルアオガエル。その泣き声は「ゲコゲコ!」ではなく「カララララ・・・」という個性的なもの。それは日本らしい落ち着いた響きを持っています。八島ヶ池では今、このカエルたちの静かな合唱が本番を迎えました。朝夕のひと時、人影が少なくなった頃に最もいい音色で聞くことが出来ますよ。

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