猛暑で試合時間を10分×1本にして行われた大会に、2年生8人と1年生4人の12人で参加した。予選リーグ3試合のあと1位同士の決勝でフェルボールに1-0 で勝ち、無失点で優勝した。「シルバーコレクター」になりかけていた監督に優勝をプレゼントしてくれた選手に感謝。
しかし大変だった。ほぼ全員「前がやりたい」と言う。「GK はやりたくない」選手も多い。 どこへ行くかわからない選手には、DF をまかせられない。1年生も守りはまだできない。その中で全員を同じように使って、色々なポジションをやらせながら、チームのバランスを考え、勝つという困難なミッション。
決勝の前、ポジションを言った時も「前がやりたい」選手ばかりだったので「じゃあ負けてもいいから半分ずつ攻めと守りのポジションを変えて好きなようにやろうか」と言ったら、「勝ちたいから、コーチが決めたポジションでやる」と言って試合に出ていった。その結果の優勝。良かった良かった。
気分屋の選手や試合中に切れる選手。おとなしい選手や自信のない選手など色々な選手がいる。なだめたりおどしたり、話をして納得させたり、落ち着かせたり気分をあげたりしながら力を出させないといけない。ま、バラバラな性格も含めて個性的な選手が多いので、その大変さも楽しいのだけれど。
試合の後、フェルボールの選手に「バーモスは何で強いの？」と聞かれたので「サッカーを楽しんでいるからだよ」と答えた。うまくなるのも強くなるのも、サッカーが楽しくて「好き」だから。今日来ている選手はみんなサッカーが「好き」だと思う。その気持ちをずっと持っていて欲しいな。