三電計装株式会社の社長日記

無線通信分野での事業を通して四国を元気にしたいと思っております。

解体

2023-02-08 10:09:20 | Weblog

旧香川県立体育館の解体が決まりました。

1964年、世界的に有名な丹下健三氏が設計し船の形のようでかなり目立つ体育館であり代表作の一つです。

2013年に耐震化の入札を3度行ったが全て不調に終わり2014年に老朽化のため閉館しています。

民間事業者にも募集を募ったが耐震化がネックとなり有効策が見つからなかったとのこと。

何とか残してほしいと署名運動等も行ったそうですが、体育館前の道路が災害時の緊急輸送路に指定されているため、震災などで倒壊し道路を塞ぐ恐れもあるため香川県は断腸の思いで解体することになったそうです。

個人的には、高松工芸バレー部時代に県大会等を行った公式戦の体育館で何度も通いました。

日本女子代表とペルーとの試合では、お手伝いでモップ拭きをやったこともあります。

この試合を間近で見ながら、高校男子や俺の方がアタック力など上だと変な自信を持ったこともありました。

当時このような高校の公式戦があったときは、ポカリスエットなどスポーツドリンクがテントを張って試飲品を無料で配ってましたし当時はペットボトルもなかったので、樹脂容器にポカリスエットなど粉末を水で溶かしたドリンクをストローをさして良く飲んでました。

屋根が船の形のため、中央が低くアタックのレシーブをしたら天井に当たったりしたこともあったのではないかと思います。

今はおっさんですが、青春の汗と涙の1ページの体育館が無くなるのは非常に残念ですが仕方ないのかなと思います。

香川には他にもあり、1958年にこれも丹下健三氏が設計した香川県庁も有名な建築物で今では東館だけ残っています。

何年か前の日記に書きましたが、香川県内には美術館も多く、瀬戸内国際芸術祭も3年に一度開催されており、このような体育館は永遠のシンボル的な場所だったのではないかと思ってしまいます。

建物はいつかは壊れるので、時代が流れているし俺も年とったなって思った次第です。

今日も前向きに行きましょう!

 

丹下健三が設計した「船の体育館」解体へ 特徴的な「つり屋根構造」(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする