『琅玕筠庭録 翡五』が出版されました。
著作物についていかなる評価も得られる道に
至らなかったけれども、没頭できる課題が
あたえられ、専念する時間を与えられた事は
幸いでした。
傍らに見守ってくれるウルタ君を見ながら、集中して
学び、創作できた。
私の周囲では、黙って制作にのみ専念している愚物
をいずれ処分しようと計画されていた、とは後に知る
ことになったわけですが。
ウルタ君、普通は創作に没頭するのみならず、それ以上の
時間と配慮と交際を重ねて、地位の獲得活動をするもの
だということだったんだよ。
私はただ、ダチョウの羽のように立派な君の尻尾を
愛でながら、最高の原稿を作る、それだけで良かったのです。
本作に於いても、アムルタート様によるご助力を頂いて
出版に至ったことをここに明記し、感謝いたします。