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クルシャの天地

錺とどぜう




梅の写真ばかり撮っていたら、ネタが尽きたわけでも無い
のですが、暖かくなって参りますと川魚が美味しくなったり
しますので、初鮎を楽しみにしたり、鯉の煮たようなのを
また買ってこようかななどと思っています。





京の五条、今日(こんにち)の五条には錺屋町というのがあって、本当に
錺屋(かざりや)がまだ存続してたりするんで、感心します。
今日と京、わざと並べましたよ。

一度は廃絶した明珍でも復興して三条で筋兜製作しているわけだから
行政の支援策が行き届いてでもいるのであろう。







川魚と錺屋に何の関係があるかと言いますと、ちょっとしたクイズ
みたいになりますが、浅草と京都ではどうも錺の用途も川魚も違う
らしいというだけなんであります。








ただいま。

錺屋町を通り抜けて、大回りしてまで戻って参りましたよ。

岡本かの子の平文で書いてある浅草の職人の話に錺が出てくる。






かの子の創作に依れば
浅草の錺の用途は、主に簪の切り金飾らしくて、町娘や芸者の
需要に供していたようで、京の錺は寺院に納めてたりしますな。







浅草の錺職人は長年料金を滞納しながら、月に一度の贅沢で
どぜう屋にどぜう鍋を食べに来るんですが、主人の女将は滞納金
の請求をあんまりしない。職人の魂を支えるためにうちのどぜう鍋が
役に立っているんだといった侠気みたいなもので損を被り続ける
とかいう話でしたな。







京都でどぜうは食べませんね。



そうなんですよ。錺の用途も違うし、川魚も違う。
モロコとか喰ってるもんな。
鮒とかもな。


たまにどぜう食べたくなるんですよね。




 

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