夜、床について消灯するまで、窓をまだ全開しています。
ずいぶん涼しい風が吹き込むようになりましたね。
まさに秋近し。
坪庭からは、いろいろな虫の音が聞こえてきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
♪あれ、松虫が鳴いている
ちんちろ ちんちろ ちんちろりん
あれ、鈴虫も鳴き出した
りんりん りんりん りいんりん……
文部省唱歌「虫のこえ」です。
その歌詞の2番の歌い出しは
♪きりきり きりきり こおろぎや…ですが、
明治43年「尋常小学読本唱歌」に最初登場した時は、
「こおろぎ」ではなくて「きりぎりす」だったそうです。
それが昭和7年「新訂尋常小学読本」から「こおろぎ」に変わったのは、なぜ?
……と不思議に思って調べてみましたが、理由がまだ分かりません。
どなたかご存知ですか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
虫の呼び名が変わってしまうのは、昔からのようですね。
「虫は、鈴虫、芽蜩(ヒグラシ)、蝶、松虫、蟋蟀(キリギリス)、促織(ハタオリ)……」と清少納言が「枕草子」に書いた平安時代は、
現在の「松虫」が「鈴虫」で、「キリギリス」が「コオロギ」で、「ハタオリ」が「キリギリス」だったそうじゃないですか。
っていうか、
現在の「キリギリス」「クツワムシ」「ウマオイ」などを総称して「キリギリス」と呼び、
同様に「松虫」「鈴虫」「カネタタキ」「コオロギ」を全部まとめて「コオロギ」と呼んでいた、
――との解説もネットで調べたら書いてありました。
もうヤヤコシクて、何がなんだ分かりません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
おまけに、最近は
「アオマツムシ」なんていう虫が、北海道を除く全国各地で増えているそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/ba/7a30dba7c7e850611cadf836d2fdf0c9.jpg)
「アオマツムシ」はコオロギの仲間。
でも、身体が緑色で松虫に似ているから「アオマツムシ」なんだとか。
ちなみに、こちらが松虫。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/69/1c11a628fd1e436e6047d720314b492b.jpg)
なるほど、似てはいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
「アオマツムシ」が「松虫」とは大きく異なるその特徴は、住んでいる場所と、鳴き声です。
松虫も鈴虫もコオロギもみな、地面近くの草叢(くさむら)に潜んで鳴くのに、
「アオマツムシ」は、なんと比較的高い木の枝に止まって、鳴くんだそうです。
しかも、その鳴き声が、
「リューリューリュー」と甲高く、松虫に少し似てはいるけど、
音がかなり大きくて、うるさいほどなんだとか。
数匹がまとまって一斉に鳴き始めると、ほかの虫の音が掻き消されてしまい、
とても、秋の夜長の「風情」どころじゃないらしいですよ。
で、その「アオマツムシ」、
どうやら明治時代に、果樹や園芸樹にくっついて中国から入って来た帰化昆虫だそうですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
うーん……、
一昨日の「西洋コスモス(キハダコスモス)」といい、
昨日の「西洋ススキ(パンパズクラス)」といい、
日本原種はますます追いやられていますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに
衣かたしき ひとりかも寝む
(「新古今集」藤原良経)
これですよ、これ、
日本の「風情」というのは。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
それでは今宵もまた、
虫の音を聞きながら、
私は一人寂しく、
寝ることにしましょうかね。
嗚呼(ああ)、切ない。
ずいぶん涼しい風が吹き込むようになりましたね。
まさに秋近し。
坪庭からは、いろいろな虫の音が聞こえてきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
♪あれ、松虫が鳴いている
ちんちろ ちんちろ ちんちろりん
あれ、鈴虫も鳴き出した
りんりん りんりん りいんりん……
文部省唱歌「虫のこえ」です。
その歌詞の2番の歌い出しは
♪きりきり きりきり こおろぎや…ですが、
明治43年「尋常小学読本唱歌」に最初登場した時は、
「こおろぎ」ではなくて「きりぎりす」だったそうです。
それが昭和7年「新訂尋常小学読本」から「こおろぎ」に変わったのは、なぜ?
……と不思議に思って調べてみましたが、理由がまだ分かりません。
どなたかご存知ですか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
虫の呼び名が変わってしまうのは、昔からのようですね。
「虫は、鈴虫、芽蜩(ヒグラシ)、蝶、松虫、蟋蟀(キリギリス)、促織(ハタオリ)……」と清少納言が「枕草子」に書いた平安時代は、
現在の「松虫」が「鈴虫」で、「キリギリス」が「コオロギ」で、「ハタオリ」が「キリギリス」だったそうじゃないですか。
っていうか、
現在の「キリギリス」「クツワムシ」「ウマオイ」などを総称して「キリギリス」と呼び、
同様に「松虫」「鈴虫」「カネタタキ」「コオロギ」を全部まとめて「コオロギ」と呼んでいた、
――との解説もネットで調べたら書いてありました。
もうヤヤコシクて、何がなんだ分かりません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
おまけに、最近は
「アオマツムシ」なんていう虫が、北海道を除く全国各地で増えているそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/ba/7a30dba7c7e850611cadf836d2fdf0c9.jpg)
「アオマツムシ」はコオロギの仲間。
でも、身体が緑色で松虫に似ているから「アオマツムシ」なんだとか。
ちなみに、こちらが松虫。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/69/1c11a628fd1e436e6047d720314b492b.jpg)
なるほど、似てはいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
「アオマツムシ」が「松虫」とは大きく異なるその特徴は、住んでいる場所と、鳴き声です。
松虫も鈴虫もコオロギもみな、地面近くの草叢(くさむら)に潜んで鳴くのに、
「アオマツムシ」は、なんと比較的高い木の枝に止まって、鳴くんだそうです。
しかも、その鳴き声が、
「リューリューリュー」と甲高く、松虫に少し似てはいるけど、
音がかなり大きくて、うるさいほどなんだとか。
数匹がまとまって一斉に鳴き始めると、ほかの虫の音が掻き消されてしまい、
とても、秋の夜長の「風情」どころじゃないらしいですよ。
で、その「アオマツムシ」、
どうやら明治時代に、果樹や園芸樹にくっついて中国から入って来た帰化昆虫だそうですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
うーん……、
一昨日の「西洋コスモス(キハダコスモス)」といい、
昨日の「西洋ススキ(パンパズクラス)」といい、
日本原種はますます追いやられていますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに
衣かたしき ひとりかも寝む
(「新古今集」藤原良経)
これですよ、これ、
日本の「風情」というのは。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
それでは今宵もまた、
虫の音を聞きながら、
私は一人寂しく、
寝ることにしましょうかね。
嗚呼(ああ)、切ない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
虫は…ほとんどが苦手なものが多いので、解りかねます
しかし…他のお友達も『虫の音』の話題を最近されてたんですが、我が家の周辺ではいまだ、なぜか
蝉の鳴き声がしておる次第でして・・・
なかなか『秋の風情』を実感出来ずにおるmori-kuma
でも、もうすぐですよ、ひんやりした風が窓から吹き込み始めるのも。
なのに、昼間はたまに蝉が鳴いているのです。。。
お相手がいなさそうなのに…そんな風に考えたら、
蝉が鳴くのも、すこしばかり悲しい気持ちになりますよね。
なるほど「暑さ寒さも彼岸まで」なんですね。