今朝、
いつも通りのマイカー通勤コースを走っていた時のことです。
ある交差点を右折すると、
その先で信号待ちしていた車列の最後尾に、
予想もしない車が止まっているのを見つけたのです。
この車です。
それはなんと、
わが愛車、金ピカ塗装の○菱RVR「マツケン・サンバ」号ではありませんか。
いえ、
混乱するかも知れませんが(というより私の頭が一瞬、混乱してしまいましたが)、
私は今朝も、この↓
金ピカ塗装の愛車・○菱RVR「マツケン・サンバ」号に乗っていました。
つまり、
金ピカ塗装の愛車・○菱RVR「マツケン・サンバ」号に乗っている私が、
まったく同じ金ピカ塗装の○菱RVR「マツケン・サンバ」号に出会い、
しかも、真後ろについてしまったのです。
街角で、自分と同じ車種の車に出会うことは、それほど珍しくないでしょうね。
でも、
私が乗っている車は、なんといってもボディカラーがド派手な、この金ピカ塗装です。
色違いの「○菱RVR」は見かけても、
同じボディカラーの車に出くわすことは、滅多にありません。
この車は3年前、新車に買い替えるという息子から譲り受けました。
その時、この車に乗ることを、躊躇しなかったわけではありません。
車種や性能や装備にはまったく問題なかったのですが、
なにしろこの色です。
私のような年配者が乗るには……いや、私のようなオッサン世代でなくてもたぶん、
いささか……いや、かなり、気が引けますよ。
息子がこの車を買った時、
数あるカラー・バリエーションの中から、なぜわざわざこの色を選んだのか、
彼の色彩感覚を、いまだに理解できせん。
「クマのプーさん」号と、息子はこの車に愛称を付けていたそうです。
でも、
譲り受けた私が、会社に初めてこの車に乗って行った日、
とても素直なある同僚が、
とても正直に感想を言い切ってくれました。
「なんじゃ、この色は。マツケン・サンバじゃん!」。
その日その瞬間から、
「クマのプーさん」号は、
「マツケン・サンバ」号へと改名されました。
ともあれ、
そんな希少価値?の「マツケン・サンバ」の兄弟に、
私は今朝、
出会ったのです。
みなさんにはお分かりにならないでしょうが、
私にとってそれは、
いたく感動した一瞬でありました。
数百メートル走った先の交差点で、
兄弟分は右折し、軽快に走り去っていきました。
もうしばらく一緒に走っていたかったのに、残念。
「またな!」と、
いつかどこかで再会する機会を祈りながら、
遠ざかる兄弟分の後姿を、見送ったのです。
………と、話は、それだけです。
他愛のない話です。
ただ――、
少しばかり余談が、あると言えば、あります。
実は最近、息子から、
いま彼がいま乗っている車と、この「マツケン・サンバ」号を、もう一度取り替えようかとの申し出がありました。
息子のいまの愛車はト○タの「ア○シス」。
色は濃紺。私の好きな色です。
走行距離は「マツケン・サンバ」号の4分の1。
カーナビはもちろん、盗難防止装置やコーナーセンサー、
さらにリモートエンジンスターターまでついています。
いいですねえ。
ありがたい話です。
当然、心が大きく揺れました。
でも結局、
息子の申し出を辞退しました。
車長が「マツケン」号より少し長いため、
勤め先の、狭い駐車場に入れるのが大変、というのが辞退した一番の理由です。
でも実は、
彼には言わなかったほかの理由もあったんです。
それは、
この「マツケン・サンバ」号は、
息子が初めて自分の給料で買った車だということです。
それだけでなくこの車は、
その後の一時期、
突然の脳出血で半身不随になり、もう車を運転することはできなくなった家内が、
元気な頃には毎日、乗り回していた車でもあったことです。
そんな「マツケン・サンバ」号を、
私はいま、彼らから「預かって乗っている」という気持ちがあります。
だから、
この車に乗っていたいんです、本当は。
メンテナンスを怠っていません。
エンジンもオーバーホールしましたから、
高速だって、その気になれば160km/hぐらいは余裕で出ます。
まだまだ充分、現役です。
だから、
もしかすると
この「マツケン・サンバ」号は、
私が乗る最後の車になるかも知れない
――と密かに思いながら、乗っています。
なので、
この金ピカ塗装の「マツケン・サンバ」号を、
もしどこかでお見かけになったら、
みなさん、
恥ずかしがらずに、手を振ってくださいね 、
乗っている私のほうが、
少し気恥ずかしいんですから。
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いつも通りのマイカー通勤コースを走っていた時のことです。
ある交差点を右折すると、
その先で信号待ちしていた車列の最後尾に、
予想もしない車が止まっているのを見つけたのです。
この車です。
それはなんと、
わが愛車、金ピカ塗装の○菱RVR「マツケン・サンバ」号ではありませんか。
いえ、
混乱するかも知れませんが(というより私の頭が一瞬、混乱してしまいましたが)、
私は今朝も、この↓
金ピカ塗装の愛車・○菱RVR「マツケン・サンバ」号に乗っていました。
つまり、
金ピカ塗装の愛車・○菱RVR「マツケン・サンバ」号に乗っている私が、
まったく同じ金ピカ塗装の○菱RVR「マツケン・サンバ」号に出会い、
しかも、真後ろについてしまったのです。
街角で、自分と同じ車種の車に出会うことは、それほど珍しくないでしょうね。
でも、
私が乗っている車は、なんといってもボディカラーがド派手な、この金ピカ塗装です。
色違いの「○菱RVR」は見かけても、
同じボディカラーの車に出くわすことは、滅多にありません。
この車は3年前、新車に買い替えるという息子から譲り受けました。
その時、この車に乗ることを、躊躇しなかったわけではありません。
車種や性能や装備にはまったく問題なかったのですが、
なにしろこの色です。
私のような年配者が乗るには……いや、私のようなオッサン世代でなくてもたぶん、
いささか……いや、かなり、気が引けますよ。
息子がこの車を買った時、
数あるカラー・バリエーションの中から、なぜわざわざこの色を選んだのか、
彼の色彩感覚を、いまだに理解できせん。
「クマのプーさん」号と、息子はこの車に愛称を付けていたそうです。
でも、
譲り受けた私が、会社に初めてこの車に乗って行った日、
とても素直なある同僚が、
とても正直に感想を言い切ってくれました。
「なんじゃ、この色は。マツケン・サンバじゃん!」。
その日その瞬間から、
「クマのプーさん」号は、
「マツケン・サンバ」号へと改名されました。
ともあれ、
そんな希少価値?の「マツケン・サンバ」の兄弟に、
私は今朝、
出会ったのです。
みなさんにはお分かりにならないでしょうが、
私にとってそれは、
いたく感動した一瞬でありました。
数百メートル走った先の交差点で、
兄弟分は右折し、軽快に走り去っていきました。
もうしばらく一緒に走っていたかったのに、残念。
「またな!」と、
いつかどこかで再会する機会を祈りながら、
遠ざかる兄弟分の後姿を、見送ったのです。
………と、話は、それだけです。
他愛のない話です。
ただ――、
少しばかり余談が、あると言えば、あります。
実は最近、息子から、
いま彼がいま乗っている車と、この「マツケン・サンバ」号を、もう一度取り替えようかとの申し出がありました。
息子のいまの愛車はト○タの「ア○シス」。
色は濃紺。私の好きな色です。
走行距離は「マツケン・サンバ」号の4分の1。
カーナビはもちろん、盗難防止装置やコーナーセンサー、
さらにリモートエンジンスターターまでついています。
いいですねえ。
ありがたい話です。
当然、心が大きく揺れました。
でも結局、
息子の申し出を辞退しました。
車長が「マツケン」号より少し長いため、
勤め先の、狭い駐車場に入れるのが大変、というのが辞退した一番の理由です。
でも実は、
彼には言わなかったほかの理由もあったんです。
それは、
この「マツケン・サンバ」号は、
息子が初めて自分の給料で買った車だということです。
それだけでなくこの車は、
その後の一時期、
突然の脳出血で半身不随になり、もう車を運転することはできなくなった家内が、
元気な頃には毎日、乗り回していた車でもあったことです。
そんな「マツケン・サンバ」号を、
私はいま、彼らから「預かって乗っている」という気持ちがあります。
だから、
この車に乗っていたいんです、本当は。
メンテナンスを怠っていません。
エンジンもオーバーホールしましたから、
高速だって、その気になれば160km/hぐらいは余裕で出ます。
まだまだ充分、現役です。
だから、
もしかすると
この「マツケン・サンバ」号は、
私が乗る最後の車になるかも知れない
――と密かに思いながら、乗っています。
なので、
この金ピカ塗装の「マツケン・サンバ」号を、
もしどこかでお見かけになったら、
みなさん、
恥ずかしがらずに、手を振ってくださいね 、
乗っている私のほうが、
少し気恥ずかしいんですから。
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>マツケンサンバ
これだけ思い入れがあると、いけるころまで行くしかないですね。可愛がってやってください。
「やあ、ご同輩!」ぐらいの挨拶は、してみたかったですし。
そう、行けるところまで行きます。
似たようなものがあったので、何となくお察しします。
ま、今は今の自転車に既に愛着わいてきておりますがね(苦笑)
しかし…未だに『室蘭』ナンバー……。
やっぱりもう一度北海道へ戻りたいのでしょうか???
それと『あ○しす』??
そんな名前あったんだ?アリストでもなく、アイリスでもなく…?
ト○タ車って、結構好きだから知ってるハズなんだけどなぁ??
新しいのかなぁ??
う~??気になるなぁ
そのときのブログ記事が とても楽しみです。きっと、まためぐり合いますよ。兄弟分の車も 気にしているかもしれませんね。
今の状況からは、叶わぬ夢になってしまいましたが…。
「ア○シス」は、いまも女優の小雪さんがCMに出ていますね。もう3年前からかなあ。
もしかしてガラスの靴で~ 飾るミモザぁ~のCMソングの?
あれって、あぁ…
アタシの勘違いだったのね
なるほど。
解決できてホッ
マツケンサンバ号にまつわるいいお話をお聞きし、
胸が熱くなりました
私もお見かけしたら、必ずや手を振りますよーー
私も、ト○タ車に乗っておりますが、
たまたま同じ車種で同じナンバーの車に、近所の駐車場で一緒になり
アイコンタクトをとったことがありますよ
なんか、妙な仲間意識といいますか、
通じるものがあるんですよね
ちなみに、こんな車です。http://toyota.jp/isis/