映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
【映画】ラースとその彼女

DVDで鑑賞 2007年 米 106分 監督 クレイグ・グレスピー 出演 ライアン・ゴズリング エミリー・モティマー パトリシア・クラークソン ポール・シュナイダー ケリ・ガーナー
物語(ぴあより)26歳のラースは、純粋だけど極端にシャイなため女性と話をすることができない。そんな彼がある日、彼女を紹介したいと兄夫婦を訪ねてくる。ラースの初めてできた彼女は何と、等身大の人形ビアンカだった。
ラースが次第に成長して行き、人形を必要としなくなるときが来る。
そういう意味では、人が大人になる過程をものがたる教養小説の一種かも。
村人達がラースの幻想にあわせて振舞ったことを「勇気」と讃える人もいた。が、それは認知症の老人に話を合わせたり、小さい子にあわせたりするような、その場しのぎに過ぎないのではないかな?
前にTVで見たが、人はあらゆる物に恋をすることが出来る、無機的な建造物にまで。
また収容所の中で、目に見えない女性が一人いるという幻想を共有することで、男たちが身ぎれいに礼儀正しくなり、殺伐としていた所内がすっかり良い雰囲気になったと言う実際の話もある。(女性をあがめる伝統のある場所ではそうなるが、果たして日本兵の収容所ではどうなったろうか?)
ついでに、人形の名前が「ビアンカ」というのがなんだかくすぐったい。
この名前、尊敬の対象にはなりにくいようだ。多分、宗教的ルーツを持っていないから?
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