映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
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宮崎・鹿児島・大阪・東京・大阪・松江を経て横浜在住の77歳。映画・読書・散歩の日々 |
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〔映画〕五人少女天国行
1991年 珠光映画「出嫁女」98分(シネヌーヴォ九条にて11月10日鑑賞)
監督:ワンチン(王進) 出演:沈蓉 劇雪
緑濃い雲南省の村で、五人の少女たちが同じ時、同じ場所で命を絶つ。
実話か、フィクションか、また時代がいつかは示していない。
少女のうちに自殺すれば、天国にいけるという民間伝承があった。
それを信じて、嬉々として赤い晴れ着と長い綱を用意して、
笑いさざめきながら、死出の旅に発つ彼女等。普段は芝居を楽しみ、
よく働き、家族を思いやり、祭の「観音さま」を演じた美貌の
娘もいる。男性たちにも人気があってこだわりなく接している。
一体、その彼女等が死を選んだとして、他の人たちに何が言えるのか。
死なずに長生きしろと言えるだけの、生き甲斐のある人生を提供できるのか?
そういう視点で、女性の一生の生き難さをさまざまに例証している
点は、社会派的で、社会主義国の映画と感じたが、例年の中国映画祭
からは除外されているようだ。あまりに特殊だからか。
視覚的には「黄色い大地」にもあった村民の群舞や、5人の少女の死後の
嫁入行列?=葬儀の列?など、美しい幻想的なシーンも散りばめられている。
監督:ワンチン(王進) 出演:沈蓉 劇雪
緑濃い雲南省の村で、五人の少女たちが同じ時、同じ場所で命を絶つ。
実話か、フィクションか、また時代がいつかは示していない。
少女のうちに自殺すれば、天国にいけるという民間伝承があった。
それを信じて、嬉々として赤い晴れ着と長い綱を用意して、
笑いさざめきながら、死出の旅に発つ彼女等。普段は芝居を楽しみ、
よく働き、家族を思いやり、祭の「観音さま」を演じた美貌の
娘もいる。男性たちにも人気があってこだわりなく接している。
一体、その彼女等が死を選んだとして、他の人たちに何が言えるのか。
死なずに長生きしろと言えるだけの、生き甲斐のある人生を提供できるのか?
そういう視点で、女性の一生の生き難さをさまざまに例証している
点は、社会派的で、社会主義国の映画と感じたが、例年の中国映画祭
からは除外されているようだ。あまりに特殊だからか。
視覚的には「黄色い大地」にもあった村民の群舞や、5人の少女の死後の
嫁入行列?=葬儀の列?など、美しい幻想的なシーンも散りばめられている。
コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )
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五人死ぬのは「ヴァージンスーサイズ」もいっしょなのですが、あちらは何も理屈をつけないのですよね。
観逃しました。残念!
かなり昔から気になっている作品です。
>笑いさざめきながら、死出の旅に発つ彼女等・・・
その無邪気さがなんとも言えず気持ちがざわついてしまいそうです。
次世代が分らない、でも何とか分ろうとして、理由をあれこれ考えた結果が「五人少女天国行」で
一方 VIRGIN SUICIDES は、他者の理解を求めないで、ただ自分の感覚を押し出しているのでしょうか。やはり、物質的豊かさが背景にあってこそとは思いますが。
sabunoriさん
おや、似てますね、好みが。
DVD になっているらしいですが、大画面で見るほうがいいかも知れませんネ。
そうでした!関西でもサラッと公開してくれていたんでしたね!
私が知った時にはすでに時遅く。
やっと中古ビデオにて鑑賞することができました。
テーマの奇抜さだけの作品だったらどうしよう・・・と思ったのは余計な心配でした。
観ごたえあるズッシリと重量感ある作品でしたね。
彼女たちの無邪気なまでの旅立ちをいけないことだととどめることができない自分がいました。
辛い、でも観てよかったと思えた作品でした。
長年の思いを遂げられて先ずはよかったですね。しかも手元に置いていられるなんて・・・
私はというと上記06年に大阪の九条が2回目で、1回目は92年9月に東京の中野武蔵野ホールで見ています。珍しく前売を買っているので私としてはどうしても見たかったんだろうと思います。
>彼女たちの無邪気なまでの旅立ちをいけないことだととどめることができない自分がいました。
と貴女に言わせるのも、この映画のもつ力なんだろうと思います。
この年になるとほって置いてもいずれそのときは来ますので、全然死のうなんて積極的な気持ちはわきませんが、若く活力に溢れているとその、生命力自体が死への渇望にひょいと転換するということもあるかもしれません。若い人の死は、若い日の姿を人々の記憶にとどめるので、美しく見える一面もありますが、でも若い人にはただ待て、と声を掛けたいです。
sabunoriさんは4月6日の記事ですね。