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薬と短歌



日曜日の午後、テルサ4階の中会議室で行われた「精神医療の勉強会」に出席、
長年病気治療に伴う薬害に苦しみ、自分の意志でそこから抜け出した岡山在住の米田耕氏が
「薬を減らし、薬を断つ、つまり減断薬」を説くのを見て、私の母を思い出した。

わが病如何になり行く薬の数次々ふえてつひに十二種(2012年5月号新アララギ掲載)

満100歳の母の短歌である。2013年4月に101歳で亡くなった母は、
終りの1年くらいは入院していた。病室の窓から城山の緑を見下して、
家の庭に早く帰りたいと望んでいた。
母は遠くに住む子らにせめて短歌の形で訴えたかったのか。
しかし私は、その気になれば図書館の棚に「新アララギ」は置いてあるものの、
出ているかどうかもわからない彼女の短歌を探して見る気はしなかった。
身内の作品と言うものは、そういうものかも知れない。







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