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映画「アメリア 永遠の翼」

2009 米 監督 ミーラー・ナーイル 出演 ヒラリー・スワンク リチャード・ギア ユアン・マクレガー

この映画のヒロイン、アメリア・エアハート(1897-1937)は女性で初めて太平洋を横断飛行し、39歳のとき地球一周飛行の途中、行方不明になったという、今も米国の国民的英雄のようである。

女性が空を飛ぶなど賞賛されないのか、わが国では彼女について聞いたことがない。私が初めて彼女のことを知ったのは30年ほど前、エジプトだかで出版された本の中である。もっともアラビア語の表記なので、どう読むのかはっきりとは分からなかった。

「ナイトミュージアム2」でもアメリアは出てきたが、えらく気の強い、手前勝手な女性という印象だった。主演のヒラリー・スワンクは映画雑誌で「アメリアには世間に公開されていたのとは別の生活があったようだ」といっている。自立的でカッコイイ彼女の容姿は魅力があり、仲の良い夫婦以外の秘密の生活があったような気がする。映画の中で、結婚の誓いの言葉「愛し、敬い、従うことを誓うか」と牧師に聞かれた彼女は「従う」の部分に異議を唱えた。無条件にはできない、場合によりけりだといったのだ。夫(リチャード・ギア)は彼女を愛するあまり、それを省くことに同意した。

先日の英国のウィリアム王子の結婚式では「従う」の語が使われていないが、アメリアは80年も前にそれを行っているのがすごい。

ヒラリー・スワンクは「ボーイズ・ドント・クライ」で男装の女性を演じてよく似合っていた。体つきも彼女を演じるにふさわしいが、いつもいつも笑顔であるのが不自然に思える。写真の顔に似せようとやりすぎたのではないか。

 →「ナイト・ミュージアム2」9-8-19
 →「ナイトミュージアム エジプト王の秘密」15-3-27







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