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映画「ロミオとジュリエット」

1968 英 松江SATY東宝 10月6日午前10時より鑑賞  原作 ウィリアム・シェークスピア 監督 フランコ・ゼフィレッリ 出演 オリヴィア・ハッセイ レナード・ホワイティング

家人が留守で、車に乗せてくれる人がいない。9時40分に家を出て小走りでいったが、劇場に着いたのがすでに10時5分。例によって窓口嬢がゆっくりゆっくり、お茶の手前のごとく発券「お待たせしました」とにこやかに差し出す切符を奪いとり、駆け込むが、ああ!残念!すでに始まっていた。わずか1、2分でも、ファーストシーンを見逃すと3割方損した気分。

「ウェストサイド物語」では不良たちが「ジェッツ!」「シャークス!」とグループ仲間と呼び交わすように、敵対集団同士が「キャピュレット!」「モンターギュ!」と叫合するのが印象的。
そうしているうちに眠ってしまう。急いで歩いてくると、疲れと寝不足と暗さがあいまって眠くなる。しかしまた、これが醍醐味だ。目覚めてスッキリした時に見た映像がいかに鮮やかに網膜に映るか。

結局、ちゃんと見たのはラスト30~40分くらい。
14歳になるやならずのジュリエットと16歳のロミオのういういしさ。
従者バルタザールがロミオに「御注進!御注進!」と駆けつける。

バルタザールといえば、ロベール・ブレッソンの映画では、ロバの名前だが、もとは
キリスト誕生を祝った3人の博士の一人の名だそうだ。ロミオのもとにロバで行った坊さんは幸福をもたらすはずだったが、馬に乗った若い従者バルタザールが熱心さと忠実さゆえに坊さんを追い越し、ここに悲劇は引き起こされる。若さは無知で、血気にはやっては身をあやまる。賢い老人は若者の幸福を祈るのだが、行動がのろのろしているため、役に立たぬ。今の世もありそうなことだ。

ゼフィレッリのその他の作品は→「永遠のマリア・カラス」2010-12-02
この物語のミュージカル版リメイク
→「ウエストサイド物語」11-3-12
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
 
 
Unknown (稲みのる)
2011-10-16 06:16:43
この映画は、ニーノ・ロータの音楽だけが良かったという印象でした。
 
 
 
Unknown (Bianca)
2011-10-16 07:40:38
稲みのる様
早朝からコメントありがとうございます。
ニーノ・ロータの音楽が甘美でしたね。もともとゼフィレッリは好きなんですが、これは世界を席捲した若者革命の影響を受けすぎたという感じですね。
 
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