映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
思いあたる!
2014年08月02日 / 雑

大阪府警が犯罪数を少なめに報告していたと言うニュース。 上は草むらに放置された自転車14-8-14 撮影
そういえば、あれは10年くらい前だろうか、大阪の茨木市にいたころ、アパートの駐輪場にとめておいた自転車が2台ともパンクしていた。隣人は親子で3台やられたという。どうやらそこの自転車は全部被害にあったようだ。早速管理会社に連絡し、やがてやってきた警官が言うには、「届けたければ届けてもいいが、必ずしも受理するとは限らない」と。妙なことを言うものだと思ったが、ああ、そういう事だったのかと、このニュースで思い当った。
自転車屋に修理に持っていったら「これは自然な劣化であり、人為的なものではない」と言った。まさか警察と口裏を合わせたのではないと思うが、万一そうだとしたら、ヒチコック映画(皆が口をそろえて犯罪はなかったと言い張る)ような恐怖である。
一方の島根県警。こちらは大阪と逆で、犯罪数を増やそうとしている。「自転車の盗難数は毎年900台!鍵をかけよう!」と言うポスターが7年前に私が来松して以来ずっと貼ってあるが、ネットで調べたらその数は大幅に減っているのだ。これも警察の皆様の尽力の賜物だろうが、せめて犯罪数だけでも底あげして見栄を張りたいという、人口減少県の悲哀を感じるのである。
あるいは数字が少なくなると防犯効果が減るとでも思っているのか。またはポスターを作り直す費用を惜しんだのか、あるいはいったん掲げた看板やのれんは内実がなくなろうとも下さないという、この土地でよく見かける例だろうか。
いずれにしろ、日本で最悪とか最少とか言う文句に過敏になり、数字を他と比べて一喜一憂、自分自身の変化や成長衰退よりも世間体ばかり気にする姑息な心理から、とかく物事が歪んでいくのではないかと思う。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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日本人は成績を気にしすぎますね。
競い合いのあげく、統計を誤魔化すなど最低ですね。
何度かお目にかかったお名前ですが、ここでは初めてですね。
日本人がお互いに競争することは、技術向上、品質改善という面では良いかもしれませんが、それに止まらず、単に他人を追い抜き一番になろうとして道を誤ることが多いのでは。