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「茂吉彷徨」

北杜夫著 岩波書店 1996年刊 初出「図書」93-964冊組評伝の3冊目。日本が戦争に負けるまで、茂吉47~63歳1929~1945(昭和4~20年)歌集「たかはら」「石泉」「白桃」「暁紅」「寒雲」「小園」。1933年、茂吉の妻輝子のダンス教師との事件が新聞に載る。夫婦は警察の事情聴取も受け、憤激した茂吉は妻を家から追い出し、別居解消にはなんと12年もかかる。その一方で茂吉は美貌の弟子永井ふさ子 . . . 本文を読む
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「壮年茂吉」

北杜夫著 岩波書店 1993年刊  初出「図書」91年2月~93年5月次男による斎藤茂吉の4連評伝の2冊目は茂吉36歳~47歳「つゆじも」「遠遊」「遍歴」「ともしび」1917~1928(大正6-昭和3)時代だ。「つゆじも」では長崎に単身赴任、孤独感に悩む。「遠遊」ではウィーン留学、クレペリン博士の握手拒否に傷つき「毛唐」という罵言が登場す。(私の父もこの語を使っていたが敬愛する師に倣った . . . 本文を読む
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