スクリーンに恋をして&ライヴレポ

エレカシファンです。しばらく更新できず、すみません。

「クライマーズ・ハイ」 後編

2005年12月25日 19時25分04秒 | Weblog

人生の中で何度か、大きな決断を迫られる時がある。

これまでの本当に平凡でちっぽけな自分の人生。

その中で、経験した事など目下の問題の前では、何の役にもたたない。

だのに、自分自身でたったひとつの道を決断しなければならない。

やがて思考は、極限状態に達する…。

大人になれば、そんな事態に否応無しに遭遇する時もある。

そんな時、私も一種のクライマーズ・ハイの状態ではなかっただろうか…。

このドラマを観終わって、ふと、そんな事を感じた。

実際に、衝立岩のロッククライミングに臨んだ、主演の佐藤浩市さんはもちろんの事、
脇を固める俳優陣がふるっていた。

相変わらず上手い岸部一徳や杉浦直樹、そしてスネークマンショーの伊武雅刀は
今回、こんな演技もできるのだよ、と言わんばかりに、
さらりとごく自然な役作りをしていて、良い意味で「裏切られた」感があり苦笑してしまった。


アンザイレン[Anseilen(独)]

困難な岩壁や氷壁を登る際に互いをザイルで結び合うこと。
それは互いの身の安全を確保することが目的であると同時に、
危険を共に負担し合うということでもある。


目に見えない“ザイル”で結ばれているのは、このドラマの場合は
新聞社や新聞販売局、そして読者、記事対象者やその家族へと、ザイルは結ばれていく。

そう。誰もが、見えないザイルで結ばれているのだ。

恋人や家族、友人や仲間…。
人は、そうしてクライマーズ・ハイを乗り越え、人生という山を登っていくのだろうか…。

(ん?恰好つけすぎてしまったかな?照れ…^-^:)


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2 コメント

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見ました。 (simamama)
2005-12-26 18:28:01
フロッピーさんこんにちは。

私も見ました。圧倒されて感想さえ書けなかったです。そして見終わったあとで番組のHPを覗いて、スタッフやキャストの方々の意気込みや熱意、思い等などをすっごく感じて、ますます呻りました。そしてフロッピーさんのこのレビュー!待ってました。

ボソッ(かっこいいですよー♪)

見えないザイルで結ばれている。。。

だからこそ、どんな困難な山も乗り越えることができるのかも(o-_-o)・・・。ほんっとうに良いドラマでしたね♪
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(*^-^*) (simamamaへ@フロッピー)
2005-12-26 23:48:04
あら、simamama、恥ずかしい、見てたのね~ん♪



なんつって…読んで下さってありがとう



私は、アンザイレン「Anseilen」という登山用語を初めて知りました。



島ママファミリーは、登山お好きだから、たぶん、御存知だったのではないでしょうか。



ネットを続けていく事も、私にとってはひとつのなだらかな山を登り続けているような感覚です。



こうしてゆっくりと、でも少しずつ登っていけるのも、島ママをはじめ、皆さんに見えないザイルで助けていただいているからだなあ…とつくづく思っています。



ありがとうね。



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