スクリーンに恋をして&ライヴレポ

エレカシファンです。しばらく更新できず、すみません。

20世紀少年

2008年09月27日 17時38分03秒 | Weblog
「20世紀少年」


キャスト・スタッフ

監督/堤幸彦

原作/浦沢直樹

出演/唐沢寿明 、 豊川悦司 、 常盤貴子 、 香川照之 、 石塚英彦 、 宇梶剛士 、 宮迫博之 、 生瀬勝久 、 小日向文世 、 佐々木内蔵助 、 石橋蓮司 、 中村嘉葎雄 、 黒木瞳


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これも原作(漫画)を読んでいません。

でもね、浦沢直樹さんの「モンスター」や
「パイナップルアーミー」等は読んでいたので、

原作漫画は面白いだろうけど、映画にしたらどうなのかしらん?
と正直あまり期待しないで映画館へ行きました。


これがね、いや~、面白かったぁ~~~!!!


浦沢さんのストーリー展開の面白さは
「モンスター」で実感していたのですが…
ホント思っていた以上でした。


いつも世界的規模で漫画のストーリーを
展開なさる浦沢さん。

今回は設定が日本だと知り…どうかな?
しょっぱい感じになっちゃうのかな…?と思ってたのですが。

日本が舞台という設定が、逆に現実味をおびてスリリングでした。


世代的にも私より少し上の世代の設定ですが
うんうん、昭和の懐かしいあの感じ、わかる、わかる!

そして数々の事件も、すごくリアルにせまってくる。



何よりテーマ曲のTレックス「20センチュリー・ボーイ」が
めっちゃ良い、良い!!!


原作を読んでいないので、何ともいえないけれど
漫画の題名にもなった曲の、あの格好良すぎるリフに、
ドキドキザワザワしながらも
ふと、マーク・ボランの悲運のイメージが重なる。


ラストはどうなるんだろう。まさかマーク・ボランのように…???
…考えすぎか。


フォーク調の曲は、実在する「遠藤賢司」という
ミュージシャンへの強烈なリスペクトらしい。


きっと主人公の名前にしているくらい
浦沢さんはこの遠藤賢司さんが好きなんだろうな…。


恥ずかしながら私はこの方をうっすらと名前しか存じ上げず…。
ていうか「遠藤ミチロウ」と勘違いしてみたり…。


でも某動画サイトで検索してみたら、
遠藤賢司さんご本人を見る事ができました。

昔の映像が見れちゃう。すごい時代ですねえ。

そうか、劇中で歌う「カレーライス」の唄も完全にリスペクトなのですねぇ。

遠藤賢司さんのファンの方には申し訳ないのですが
私はこの劇中バージョン(浦沢さん作詞作曲だとか…)の
曲の方が好きかもしれません。


しかも唐沢さんの唄より、浦沢さんご本人歌唱の方が、尚、よろし。


痛快?謎のロボット勇者娯楽作品???
あ、この映画は、あまりシリアスに考えちゃダメダメですよ…。
あくまでも娯楽モノですからね。


ラストの方は『有りえないでしょ~~~???』と思いながらも
ついついハラハラドキドキ手に汗してしまった私なのでした。

原作を読んだ方は、いろいろもっと言いたい事が
あるのかもしれませんが、読まなかった私は大満足。

映画館を出る時にも、あちこちから「面白かったね~」「うん、うん」
という声が聞こえました。

さあ、もう今から第2弾が待ち遠しいです!